急にダイエットをすることになった話

日常

 6/25 成人2部(38歳以上)のラグビーの試合に出場しました。
 毎年のことなんですが、6月になると県民体育大会があり、その中のラグビーの試合に出ています。昨年はスパイクが壊れて散々な目に会いましたので、今年はスパイクを新調して挑みました。

試合前にパチリ。この時に戻りたいと思いました。

 試合開始3分でした。こぼれ球を拾って、前に出ようとしたところに右横から膝元へタックルが来たので、いつものようにコンタクトしたのですが、「コクン」の様な「ボクン」の様な音が膝から聞こえて膝から下がしびれてしまいました。ラックになったその後にボールを追って走ろうと立ち上がろうとしたのですが、力も入らず、「ああ、コレ悪いヤツだわ」という後悔を伴う強い痛みが襲ってきたので私の試合はここでノーサイド。昨年は開始10分で退場でしたが、今年は3分でした。今年は万全の状態だと思って試合に臨んでいたのでショックでした。でもまぁ、この時はまだ、膝の靱帯を伸ばしたかなぁくらいに思っていました。

 ハイッ!違いました!
 病院に行ってみると膝関節の骨折で即手術になりました。完治までは2ヶ月以上との診断です。術後のレントゲン画像を見ると、歩くときカチャカチャと音がしそうです。主治医から入院は6週間の予定ですとの説明がありました。「え~、なげーなあ」と思いましたが、今回は素直に言うことを聞くことにします。回復が順調にいけば入院も短くなるとのことでした。

膝関節はプレートとボルトでがっちり固定 ボルトが骨から飛び出しとるがな!

6/27 入院生活開始です。病院食という完全食を利用しての「意図せぬダイエット」が始まりました。
 手術前に体重を計ると79㎏でした。手術の時、寝ている私をストレッチャーから手術台へ移す時やその逆の時には看護師さんたちが移してくれるんですが、結構大きな声で「この人重いからね」って声をかけてやってました。そんなに重いですか?僕。麻酔をかけられてますが半身麻酔なので聞こえてるんですよね。

 そんなこんなで無事に手術も終え、術後2日目からご飯が食べれるようになりました。
 それでは食事を見ていきましょう。暇なので食事をすべて撮りましたが、その中のほんの一部をご紹介です。
 まずは朝食。ご飯、みそ汁、少量のおかず、漬物、ふりかけ、牛乳といったところです。
 食事はどれも基本薄味ですが、「うっすぅ~」と文句をつけるほどは薄くありません。しかも入院生活の途中からはこの塩分に慣れてきて、みそ汁が濃ゆいと感じるようになります。まあ、ベテランの域ですな。

朝その1 入院初めの頃は、どれでご飯を食べるんだと悩む。
朝その2 この日の朝はサバがついて豪勢。

 そして昼食。昼にはデザートが一品付きます。この日はキウイ。デザートは小さな饅頭が出たりもします。甘いものがとてもおいしいです。制限されてこそ本当の自由が分かるんじゃないかと考えます。この食事をもっとひどくしたのが罪を犯したら行くあの場所なんだろうなぁと思いました。

昼その1 魚が多い中でのお肉はうれしい。
料理の中にはエンドウ、カリフラワーやブロッコリーが多く入っていた気がする。

 そして夕食。大体、17時半過ぎには夕食が届きます。「この時間は早くないですかちょっと」と言いたくなりますが、就寝が21時だから仕方ないかと自分を納得させます。
 食事は自分のベッドの上で食べます。4人部屋にいたんですが、カーテン越しに皆の咀嚼音だけが聞こえてくる時間は何とも言えないものですね。
 食事の主菜は基本的に魚をメインにしている様です。朝昼晩とも一食480円となっていましたが、朝と昼と晩を合わせて1440円で1日をやりくりしているのでしょうね。朝と昼が同じだとは思えませんもの。

夕飯その1 基本的に魚が多いですね。
夕飯その2 よく噛んで食べてます。

 今回、一ヶ月を超える入院となったため、イベントごとに遭遇する機会がありました。7月は七夕と土用の丑です。七夕には「ちらし寿司」、土用の丑には「ウナギのしつまぶし風」が出ました。おいしかったです。特にウナギ。一応本物で濃い味付けでした。また、七夕の願いを込めた短冊には「世界平和」と書きました。

豪華な料理は昼に出る

 ↓日曜日の夕方になると、病棟の広場のようなところに次の週の献立表が貼り出されます。入院生活の少ない楽しみの一つの献立確認を行います。
 7/17 昼食の豚カツとは本当に「とんかつ」のことなんだろか。
 7/19 夕食のスパニッシュオムレツのスパニッシュが楽しみ。
 7/21 昼食の「ホキ」とは何者だろうか、そして漬物(きゅうちゃん)は果たしてデザートとしてカウントするのだろうか。
 などと毎週の献立を楽しみにしておりました。
 今回、献立を見直してみてもやはりお昼が充実していますね。

学校給食を思い出します。

 メニュー表の一番下にはその日のトータルカロリーや塩分が書かれています。なんて健康的な食事なんだろう。これで何とかなっている俺の体ってすごいなって思いましたし、これくらいで十分なんだなとも思いました。普段は食べすぎで塩分取りすぎですね。

一日の塩分7~8gでも慣れれば何とかなるな

 入院中の生活は、一日に午前と午後に各1時間ほどのリハビリがあるんですが(土日休み)、その後はすることが無いので寝ています。入院後半は歩けるようになったので、院内の廊下ををウロウロと歩き回っておりましたが、どうも看護師達からは「ウォーキングデッド」と呼ばれていたようです。それから、人生で初めて、この夏の「金曜ロードショー三週連続 夏のジブリ祭り」の3連荘をすべて鑑賞しました。ナウシカ、コクリコ坂、もののけ姫の3本でした。46歳が言うのもなんですが、よかったです。テレビは入院の友ですな。ちなみの豆知識として、この様な入院生活では、スマホの一日の使用量は3~4時間として1か月で約60ギガ使いました。

病院が面会制限をかけているので見舞いは無し

 この入院生活でたくさんの本を読みました。いつも読まないような本にまで手を出して読んでしまいました。ただ、タイトルとは違ってぐっすり眠れましたけどね。

ナンプレの豪華プレゼントに応募しなければなりません。

 8/2 入院から37日でやっと退院となりました。傷口もキレイです。すね毛にカバーされてほとんどわからなくなりました。まだ杖をついての歩行ですが、日常生活に戻ります。魑魅魍魎渦巻く現代社会への復帰です。あ~仕事が待ってるわぁ~。

手術後もキレイに治りました。

 そして気になるダイエットの成果は・・・・74キロ! 入院生活37日間で5キロ減となりました。酒を一切飲めなかったというのも大きいですね。そしてだいぶ筋肉も落ちたでしょうね。まあ、退院していつもの暮らしに戻ったら体重もすぐ戻ると思います。

看護師さんに撮ってもらいました。この時ズボンを引っ張りました。

 今回の急な入院生活で、職場にも迷惑をかけました。復帰したら頑張って休んだ分を取り返さないといけませんね。ただ、入院中は何もしなかったので身も心もフレッシュになりました。年に一度は1か月ほど、いや、2週間でいいか。こういう風(ケガは勘弁ですが)に休めると、人間としていいかもしれませんね。
 今回の入院で79㎏が→74㎏へとの5㎏減でした。家に帰ったら減った分飲めますね。
 さてさて、来年の試合に向けて体づくりをはじめましょうかね。

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