大椎山に登る ~案内板が読めない問題~

ぶらり

 ダイエットをしていますが、どうも走る気が起きなかったので、私の家から車で30分ほどのところにある大椎山(おおじいやま)に登ることにしました。この山は宮崎県美郷町西郷区にあります。標高543mの山 です。
 登山口には石峠レイクランドという温泉施設があるのですが、定休日でした。登山後にひとっ風呂の考えは登山開始前に却下となりました。

水曜日が定休日だったとは!

 温泉施設の駐車場に車を停めさせてもらって登山開始です。9時半スタートです。
下からは山頂は見えません。

下から山頂は望めない。

 登山口は「葉桜文学の小径」から始まります。全国の人の俳句?短歌?が石碑に刻まれて並んでいます。そんな道が300mほど続きます。その間は道が綺麗です。

坂を上ります。

 登り始めてすぐの景色です。いい天気です。ダム湖と下の建物が温泉施設です。

 登り始めの登山道は整備されていて登りやすいです。こりゃ、楽勝だなと思いました。
 少し登った登山道の脇には炭焼き窯の跡がありました。昔はどこでも炭焼いてたんだなぁ。

 実は、この山を登るのに、登山道の入り口しか調べてこず、案内板を見れば何とかなるだろうと軽い気持ちで来たのですが、最初の分かれ道の案内板で「やべっ」となりました。
 案内板、肝心の道が消えているのです。なんとなく「右かな」で進むことにしました。

現在地は分かっても道は分からない

 今回も懲りずに運動靴です。登山靴も持っているのですが履き慣れていないのでどうしてもつい運動靴を履いてしまいますね。今回はすべりコケはしませんでした。

石のところは歩きにくい

 登山道を登っていると、五合目ほどのところから広い林道に接続となりました。この辺りの山は林業の為か、こういう道が通っているところが多いですね。
 歩きやすくて散歩気分です。見晴らしもいいですね。なんか味気ないですけど。

 ↓林道を10分ほど歩くと、「山頂こちら」の案内板が藪に倒れていました。
 またここから山道です。ここからがきつかった・・・。

 ↓マジでこの道でいいのか?獣道じゃねぇの?と不安になりながらしばらく進むと、いい感じで案内板があってホッとしました。「ほんとにこの道でいいのぉ。」と不安になる頃に何らかの標識があります。標識を探す宝探しのようです。

なんとなく道っぽいところを草を掻き分けて進む。

 ↓どこが道だ?上に進めばいいっていう事か?と思いながら進みます。6合目から7合目辺りがそんな感じです。

なんとなく道っぽいところを上に上にと歩く。

 結構な傾斜の登るので、適宜休憩が必要です。
 ちょっとブレイクして冷静に森の中を見渡すと、ピンクのテープが木に巻いてあります。これを見落とさないように進めばいいようです。

 ↓樹皮がまだらな木がありました。この木は「カゴノキ」といいます。樹皮が鹿の子模様な事からこのような名前が付いたようです。
 この木、触るととっても冷たいのです。他の木とはあきらかに違います。夏場でもひんやりとしています。冬場の今日は、やはりさらにひんやり冷たかったです。

 9合目まで来ましたあと少しです。ここから、張ってあるロープを使って登るような道になります。結構ハードです。

 やったぜ!頂上に着きました。↓頂上の標識、やっぱり読めませんでした。

近寄っても読めない。

 山頂の案内板は、2つありましたが「美郷町 大椎山 543m」以外は分かりません。

日に焼けたのか、雨で流れたのか、なにか貼ってあった形跡がある。

 頂上からの眺めは、少しかすみがありましたが、遠くまで見渡せて雄大なものでした。

 この前、冠山に登ったときに、頂上で甘いお菓子を食べて罪悪感があったので、今回はおにぎりを作って持って来ました。ほうじ茶なのが憎らしいですね。
 山頂で食うおにぎりは、そらぁ、旨かったですよ。

鮭おにぎり これが昼食。

 おにぎりを食べて、少し休憩をして、日頃のうっぷんを叫んだ後、下山です。
 山頂の藪の中に立派な案内板がありました。

 下山道は真っ直ぐ降りていく感じです。所々に階段も整備されていて歩きやすいですが、足に来ます。傾斜は結構キツイです。

 ↓下山道にも案内板ありました。・・・極力情報を与えない方針なのでしょうか。

やっぱり見えない。

 しばらく下ると林道に出ます。しばらく林道を歩いて下山道を探していましたが、なかなか見つかりませんでした。この辺りかなという場所を念入りに探すと、斜面に落ちている案内板を発見!

斜面に落ちている案内板を読みに行くと危険。

 何とか下山道の続きを見つけて下っていきますが、あまり人が通らないのか、藪の中が多いです。突然、近くの藪から雉が大きな羽音(キンキンというような金属音に近い爆音)をさせて飛び出してきて、思わず手を胸にあてて「キャッ」と驚いてしまいました。ドキドキしました。
 そして、もう少しで下山だろうというところで「この先 危険」の注意書きを見つけましたが、もう引き返す勇気はありません。意を決して進んでみましたが、何とか大丈夫でした。

 無事、下山できました。12時ちょっとすぎでした。山頂まで行って降りてくるまで約2時間半という行程で、歩数にして11000歩でした。

 大椎山を初めて登りましたが、いい運動になりました。所々、道が悪いところがありますが、比較的、登りやすい山だと思います。景色がいいのは山頂だけですが、気持ちのいい山でした。

 登った後、温泉に入ってビール飲んだら最高だろうなぁ。あと、マッサージも。
 今度はそうしよう。

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