防災ヘリ 「あおぞら」 を見学してきました。

日常


宮崎県防災救急航空隊に見学に行ってきました。
宮崎空港に行く予定があり、時間にゆとりがあったため、空港の西側にある宮崎県防災救急航空センターを施設見学させてもらいました。


出動?かなにかで出て行っていた 「あおぞら」 がちょうど帰って来たところでした。


航空センターの敷地から見せてもらいました。タイミングがよかったです。


見学ということで少しレクチャーを受けましたので、「宮崎県防災救急航空隊」についての説明をさせてもらいます。
宮崎県防災救急航空隊は宮崎県の組織で、宮崎空港内に宮崎県防災救急航空センターがあります。平成17年2月に運航を開始し、出動件数は1300件を超えているそうです。
ヘリコプターの運航は鹿児島国際航空に委託しており、官民一体で活動をおこなっています。
総員15名で、所長1名が県から、8名が県内の消防本部から3年任期で派遣され、パイロットさんや整備さん、運行管理さんなど6名が鹿児島国際航空の社員さんです。運航する会社は3年に1回の入札で決まっているそうです。
ヘリコプターの愛称は 「あおぞら」 としています。宮崎県内を30分でカバーしていて、365日休み無しだそうです。


防災ヘリ 「あおぞら」 は 「BELL412EP」 を使用しています。
平成16年に購入したそうです。

15人乗りで中型の機体になります。全長17mです。

機体の右側にホイスト装置(人や物などをワイヤーで上げ下げする装置)がついているのが、他の機関のヘリとの大きな違いになります。
怖い顔をしているのが、隊長さんです。見た目と裏腹にとても親切でやさしかったです。


この車でヘリコプターを引っ張っていきます。トーイングカーというそうです。
その後ろに写っているのは、発電機で、ヘリのエンジンをかける時に使用するそうです。

顔がロビンマスクに似ていました。


JA99MZ この機体の登録記号です。車で言うところのナンバープレートのようなものだそうです。

「 (ジュリエット) (アルファー) 99(ナイナー ナイナー) (マイク) (ズール) 」 と読みます。


ホイスト装置です。 272kgまでの重さを上げ下げ出来き、76m伸ばすことが出来るそうです。

マツコデラックスを二人一緒いけるといっていました。


ヘリの中です。イス等はついていませんでした。救助活動をするときに邪魔になるからだそうです。イスも付ける事は出来るそうです。救助するときの道具も積んでいました。

ロープの付いたカラビナがシートベルトの替わりだそうです。


テール部分にススが付いていました。飛行するとここが汚れるそうです。今日は汚れていない方だと言っていました。

 隊員さん、整備さん、皆で掃除をして綺麗にしていました。出動や訓練後はこうやって掃除するそうです。

ヘリの格納庫の中にヘリの機体を模した訓練場所がありました。

ここで訓練をしてから、錬度を上げて実際にヘリで訓練をするそうです。

ヘルメットも見せてもらいました。
左側がヘリから降下して活動する隊員が被るもので、右側がヘリの中で活動する隊員が被るものだそうです。

どちらのヘルメットも無線を内蔵していて、被ったままで無線交信するそうです。

センター内を見せてもらいました。
全国の航空隊のワッペンが飾ってありました。

これが宮崎のワッペンです。

隊員さんたちの腕に付いていました。

壁にいっぱい写真が貼ってありましたが、その中で日向市出身の有名人の姿がありました。
中央が青木宣親選手です。ブリューワーズ時代のもののようです。

特別にコックピットに座らせてもらいました。時計のようなものや、レバーがいっぱい付いていました。

YES!・・・をイメージして・・・。

ここ最近、防災ヘリに絡む事故が多くて、尊い命が失われています。決して事故のないように活躍してくださることを心からお祈りしております。

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