今年の米作りは2月10日からスタートです。恒例の火入れを行いました。枯れ草が少し湿っていたのか、思ったほどは燃えてくれませんでしたが、無事終了しました。
軽トラに水タンクと動噴をセットして火入れが火災になるのを防ぎます。ちょっと目を離したときが危ない。今回は、急に風が出て、予想外の火勢になり、少しヒヤッとしましたが、何とか抑えました。準備は大事です。
↓所々に燃え残りがありますが、まあ、これくらいでいいでしょう。
↓本日3月16日です。火入れから一ヶ月ほど経ち、新しく草も萌えて来ました。
いい天気です。いつもより少し早く桜が咲いて、菜の花も咲いて、春が来ましたね。
本日は荒起こしをしていきます。大きく土を起こして乾かすのが目的です。トラクターに乗るのも久しぶりです。
荒起こしをするとき、必ず耕す深さの確認するようにしています。私は、耕深を10cmとしています。これは、まわりの人たちと比べるとやや浅いようですね。もっと深く耕したほうがいいとも言われましたが、これでいいのです。自己責任だし。
↓むやみに耕すのではなく、耕し幅を計算して耕します。すると、最後にキッチリとロータリー(耕す機械)の幅が残ります。耕し残って道のようになったところをぐるりと耕して終了です。ばっちり決まると気持ちいいです。
↓荒起こしは、私のとこの18馬力のトラクターで、エンジン回転数1900、PTOは「1」、主変速「2」、副変速「中」でやっています。このトラクターだとこの設定で、耕した跡が、私のこぶし2個分くらいになります。
要は自分の狙った耕し方が出来る設定を見つければいいのです。ということは自分の狙った耕し方を見つけることが大切ということになります。・・・えらそうに言っていますが、まだ経験が少ないので、手探りです。
大きく起こした土塊です。見てみるとびっしりと根が張っています。有機物たっぷりです。これを乾かし、早く腐熟させて地力とするのが荒起こしの目的だと思っています。
↓耕しのビフォアーアフターです。歩くくらいのスピードで耕していくのでそれなりに時間はかかります。
トラクターで耕しながら、
「昔はこれを牛でやってたんだなぁ。トラクターが無かったら、こりゃ、大変だわ。石油が少なくなったら、これに最優先で使うなぁ。」
なんて考えながらやってました。
↓耕し終わりました。黒丸で囲まれてる部分は、私が実験田として使ってるところです。ここは、今年は荒起こしはせずに、やってみようかと思っています。
↓私の田んぼ(実験田)は今回は耕していません。この田んぼは、水が抜けにくくてぬかる部分があるので、水抜きの溝(明渠)を掘って乾くようにしました。
↓掘った溝の部分です。水が湧いてくる部分に溝を掘りました。ここは昔からぬかるようで、水抜きの暗渠が作ってありましたが、余り機能してなかったようなので、もっと効率よく使えるようにしたのです。染み出てくる水を暗渠の穴にスムーズに流れるようにします。
↑この実験田は、荒代かき(水を入れて耕す)の前にざっくり耕すだけにしようと思います。
↓最近の参考書はこの2冊です。読んでいて、わかりやすくて、理屈にも納得できます。私の田んぼの状況と、本の内容を照らし合わせながら、考えて今年はやっていこうと思います。
私の田んぼ(実験田)、昨年はイノシシと病気にやられました。種籾を取るのがやっとでした。今年は厳重なイノシシ対策をして、病気に強い苗を作って挑戦です。やっと繋いだ種籾で今年は、うまい米をたっぷり収穫してやるつもりです。
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