令和元年米作り 失意。

平成最後令和元年米作り

9/4

 今回、私の田んぼだけは水を止めることにしました。自然に田んぼを乾かして行きます。9月20日過ぎに熟れ具合を見て刈り取りを狙っています。

 田んぼの側には、ススキに似た草が生えています。狐の尻尾のようなボワボワが出て来ました。これを見ると、秋が来るなぁと思います。
 この草の名前、「パンパスグラス」と言うそうです。

 この前にイノシシにやられてガックリきましたが、残された分は、順調に育っています。収穫が楽しみな稲の姿です。
 この時は、まだ、3分の2は残っている!と希望がまだ残っていました・・・。

 ↓水口側から撮っていますが、入ってくる水が冷たい為か、他の場所と比べると少し成長が遅いようです。しかしながら、しっかりと穂も付いています。楽しみです。そう思っていました。この時までは・・・。

 少し高いところから撮りました。やっぱり、イノシシの野郎!と思います。中央にも割って入った跡があります。

 見回ってみると、新目の足跡がありました。また入ってやがるのかアノヤロウ!
 しかし、どこから新たに入ったのか探しても分かりませんでした。前回から目立った被害は出ていないようなので様子見です。

 穂を見てみると、しっかり実って、長くいい感じです。カメムシも来ていないようです。楽しみだなぁ。このお米、旨かったもんなぁ。去年よりちょっと少ないくらいはとれるだろ。と思っていました。この時までは・・・。

9/11

 秋を感じさせる澄んだ青空です。田んぼの観察に来ました。水を止めて1週間になるけどどうかなぁ。田んぼどれくらい乾いてるかなぁ。なんて軽い気持ちです。

 あれ、なんか枯れて倒れているぞ。

!!!・・・なにこれ。ナニコレ珍百景・・・。はあぁぁ~。もう脱力です。

 イノシシにやられてた部分の横あたりが多く枯れて倒れています。何で?何が原因?と考えていると、近くのおじさんが、私を見つけてやってきました。
 おじさんと話したところによると、
・枯れて倒れた原因はトビイロウンカだろう。今年は警報が出ている。
・イノシシにやられた頃から少しではあるが、兆しがあった。
・となりの草むらから来たのだろう。
・ほとんど防除していないとこうなる。
・共済には入っているのか。
・昔はこんなの見たけど、最近は見ていなかった。
・倒れた分は、もう、乾かして焼いてしまえ。
・残念ね。
・去年より良かったのにね。
・種籾は取れるね。

話の途中からは、ほぼ、慰めでした。

 水口の方はまだ被害が少ないので、熟れる時期を待って手刈りです。とほほ・・・。
 大丈夫な分はしっかり実っています。いい種籾になりそうです・・・。楽しみにしていた人にはごめんなさいです。

 ↓上の段は無被害です。隣同士でも、ここまで違うか!と思います。慣行農業が大多数を占める理由が分かります。全てを私のようにやっていたら、ほぼ全滅に近くなっていたでしょう。この分があるので、食べる分には困りません。

 収穫を前にとんだことになってしまいました。もう、がっくりです。
有機農業をやっている人たちは大変だなぁと改めて思います。何ちゃってで、こんだけへこむんですから。専業農家で、無農薬でやってる人って勇気があるなと。すごいなと。
 俺、来年どうすっかなぁ~。慣行でやってみるかなぁ。

あ~あ、がなりだのじぐない。どぼぼ・・・。

(あ~あ、かなり楽しくない。とほほ・・・。)

しばらくふて寝です。

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