一蘭を目指す。再挑戦

料理

 風の便りですが、一蘭のラーメンは「ゲンコツ」と呼ばれる豚の大腿骨で作っているそうです。やっと豚の大腿骨を手に入れました。以前、よく行く肉屋さんを回って手に入れられなかったので、近場で手に入れるのはあきらめていたんですが、友人の家が肉の卸をしてたなと思い出し、「どこで手に入るの?」って聞いたら、「うちの実家にあるぜ!」ってことで買ってきました。骨一本100円で6本買って600円でした。

結構な量

 灯台下暗し。近場にありました。ここで肉を買うときは、友人を通して注文して買っていたので、ここで骨が売っているイメージなかったんですよね。ただ、いっつもあるわけじゃないみたいですね。
 そしてここの「手作りハンバーグ」は美味いんです。時々これだけ買いに来ます。本格派のハンバーグです。これはいつもありますね。

 出汁が出やすいようにトンカチで骨をたたき割っておきます。割らないと持っている鍋に入らないということもありますね。

 割った骨をしばらく水に浸けて血抜きをします。30分ほどでこの通り。結構抜けました。この後は水を換えて下茹でします。

 下茹でします。すごいアクが出ました。15分ほど茹でてこぼして掃除します。雑味は今回排除したいのです。

 下茹でして綺麗に掃除した骨をこれからコトコト煮込んでいきます。ゲンコツのみで出汁を取ります。そのほかは一切なし。そして、今回も圧力鍋と七輪を使います。時々、炭を補充しながら12時間ほど煮込みました。圧力鍋で12時間!

煮出す前(左)と煮込んで12時間後(右)

 じっくり煮込んだので骨にはもう何も付いていません。出せるものはすべて出汁として出たようです。出来たスープは、ほんのり豚骨臭がありますが、ほんとにほんのりです。関節周りのコラーゲンが溶け出したのか、少しとろみがあります。

骨の髄も溶け出してますね。

 いい色です。ザルで濾しました。期待が持てます。出来高4ℓ程でしょうか。

 今回のトッピングは、食べたいものをのせることにします。煮卵、豚もものチャーシューは手作りしました。秘伝の赤いタレとラーメンのタレは前回と同じレシピです。ネギは長ネギにしました。シャキシャキ感が好きです。麺は細麺のいつものヤツです。

 ↓ああ、出来ました。見た目は一蘭からは遠ざかってしまいましたね。さて、実食。
!ん、あ!来たね!コレ!一蘭の味の延長線上にいます。すっきりした豚骨の旨さというか、雑味が無くてうま味の様な甘みを感じる味です。濃厚ではないんだけど物足りなさは無し。今まで作った中で一番好きかも。モモ肉で作ったチャーシューがよく合う。

 いやあ、いいのが出来ましたね。好みのラーメンが作れるようになりました。今回の材料費は2000円ほどでした。コスパもいいと思います。なんだか、この際、麺づくりまで手を出してみるかという気になっています。ふと気づくと、手動製麺機をヤフオクで物色している今日この頃です。

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