「鉄馬」復活計画 7 続・細々とした作業

バイク

 今回も前回に続き、こまごまとした作業です。
 ホイールのベアリングにグリスアップして組み込みます。手が油まみれだった為、グリスアップの画像ありません。ウレアグリスをタップリ塗り込んでおきました。フロントアクスル部分の締め付けトルクは約7kgf・mですが、私の場合、自己責任でだいたいこのくらいで締め込みました。

 ↓一応、トルクレンチはあるんですが・・・。だいたいの感覚で合っていると思います・・・。

 ↓キャリパーも清掃して取り付けます。ブレーキパッドも充分な厚みが残っていました。まあ、このバイク、ブレーキがあんまり効かないんですよね。ノーマルで乗っていたとき、あんまりブレーキが効かないので、このブレーキに替えてみましたが、たいして効きは変わりませんでした。現代のバイクと比べると、壊れているんじゃないかってレベルの効き具合です。このバイクに乗る上で重要なことは、過ぎたスピードは出さないことです。

 ↓ブレーキキャリパーの取り付けです。パッドとブレーキディスクとの隙間を調整するシムを入れてガッチリ固定しました。命に関わる部分ですから、あせらずしっかり確認して取り付けます。

 リヤタイヤも取り付けました。スイングアームにもグリスをタップリくれてやりました。
 ↓チェーンの張りの調整をしています。リヤアクスルを締め込む前にここで調整します。チェーンが2cmほど上下するぐらいです。結構張っている感覚です。

 ↓チェーンがいい張り具合になったら、チェーン引きの長さをノギスで測って、反対側のチェーン引きの長さを同じにしておきます。これでタイヤが進行方向真っ直ぐになります。・・・フレームがゆがんでいなければですがね。
 古いバイクは往々としてそういう事があるので注意が必要です。私のバイクは大丈夫のようです。

 ↑タイヤの位置が決まったらリヤアクスルを固定します。ここは約9kgf・mの締め付けです。
 締め付ける前に必ず目視でこのタイヤの位置はいいか、チェーン張りはいいか確認することが重要です。締めた後にやり直しするのは精神的に来ますからね。
 前後のタイヤが一直線上にあるかどうかを目視で確認する時は、バイクを立たせた状態で(サイドスタンドでもok)ちょっと離れて、前から、後ろから見て、リヤタイヤの中央にフロントが収まっていればOKです。・・・ちょっと説明分かりにくいですね。

 ↓タンクからキャブレターへの燃料経路も新調していきます。

燃料フィルターと燃料ホース

 経年変化でゴムホースがカッチカチになっていました。また、途中のフィルターもずいぶん長いこと使っているのでそろそろ交換します。

 ↓古いホースの長さを測りながら、新しいホースをカットしていきます。新しいホースはやっぱり柔らかいですね。フィルターは透明なものにしました。

 ↓新調したホース一式を接続しました。これでここのトラブルはしばらく無いでしょう。ちなみにホース径は1/4インチ。

 人間の目は、かなり精密で、何か違和感があるときは、たいてい狂っていることが多いのです。つい、どんどん作業を進めたくなりますが、あせらず、違和感があるときは納得するまで調整してやった方がいいですね。
 苦労して、「できたー!」と思って、チェックしてみると、どうもうまく動かなくて、やり直しをしないといけないことが分かったときの絶望感といったら・・・。

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