「鉄馬」復活計画 2 クラッチ整備

バイク

 点検したところ、クラッチが切れなくなっている様なので分解整備してみます。
これまで、整備はショップにお願いしていましたが、出来るだけ自分で行うようにします。困った時のショップ頼りの位置づけで行こうと思います。お金も無いので・・・。

 この整備の先生は、この日のために今まで集めた本になります。
 知っているのと出来るのとは違うといいますが、これを機に出来るようになりたいと思います。
 今回の先生方はこちら↓になります。ただ、ふと思いました。この本代だけで整備代は出たんじゃないかと。

何は無くとも、サービスマニュアルとパーツリストは必須です。分かりやすかったのは、ハーレーメカ談義でしたね。

 バラしていきます。クラッチを分解して清掃するには、クラッチを押さえるバネがバラけ無い様に押さえる特殊なプレートがいるんですが、もっていなかったのでスイングアームのエンドについているプレートを代用品として使いました。通称「貧乏ステー」です。

クラッチの部分にバランスマスターを付けています。バランスマスターの紹介はまた今度。

 クラッチ板を取り出しました。錆のような汚れがこびり付いていました。内部にオイルのリークは無く、シェル、スタッドに段差は付いていないようで、交換は必要ないようです。一安心。

 フリクションディスクは厚みは充分ですが、かなり汚れが付いていました。時折清掃しないといけなかったようですね。今後は勝手が分かったのでするようにします。

 ↓スティールディスクは汚れと、錆が出ていました。ワイヤーブラシと洗油でゴシゴシ洗ってきれいにします。変形は無いようです。

 洗浄が終わって、元のように組み直していきます。綺麗になって気持ちいいです。

 ↓組み直しました。適正のクリアランスがありますので、ノギスで測りながらの作業でした。組むことに夢中であまり画像とれませんでした。

 ↓クラッチの遊びの微調整をしています。クラッチワイヤーのアウター部分を少延ばしましたが、実際に走ってみないとキッチリは出来ません。スパナが入りにくい、回しにくい。

 ↓バッテリーもご臨終のようなので外します。この作業はクラッチ整備の前に行いました。バッテリーが生きている状態でクラッチ整備は危険です。必ずアースを外さなければなりません。

 バッテリー外しました。ここも狭いので難儀します。バッテリーのネジがポトリと中に落ちると何ともいえない気持ちになります。

 外したバッテリーの電圧を測ってみました。驚きの0.94v!1ボルトすらないなんて。蘇生の可能性は0。

バッテリーに購入日を記していましたが、2013年11月でした。ずいぶん前のものですね。

 ↓新しいバッテリーを購入しました。1~2年ものの消耗品だと考えて安いMFバッテリーにしました。ヤフーオークションで新品で送料込みで約8000円でした。マキシマバッテリーです。
 注水して電圧を測ったところ、12.74vでした。このあと一応、初期充電しました。

 バッテリーの取り付けは、また次回にします。

 ここからは、錆落としやメッキ磨きにローコストハイパフォーマンスのいいものがありますので紹介します。
 有名なものでは、ネバダルや、コンパウンドなどがありますが、今回紹介するのはコレ↓。「スチールウール石鹸つき」です。スチールウールだけでも錆取りなどいい仕事をしますが、石鹸付きはもっといい!しかも100円!もちろんダイソー。一度使ってみると、高いの買うのが馬鹿らしくなりますよ。メッキピカピカ、サビバイバイ。

 少しずつですが、バイクが復活して来ました。何より、自分で直すの楽しい!
まだまだやることはありますが、早く車検を取るところまでは行きたいと思っています。

 「早く直して、一緒にツーリングに行きましょうよ!」と私を急かしていた友人が、最近バイク売ってしまったんですよね・・・。目的地を決めたら自転車で来てもらおうかな。

 →その3 燃料系整備

コメント