美々津海岸をぶらり。

ぶらり

 日向市幸脇に日向サンパーク温泉御船出の湯という温泉施設があります。湯船から日向灘の大海原が望めるいい温泉です。お勧めは、少し波が荒れた日がいいですね。湯船から見える岩に大波が当たって、波しぶきと、磯の香りをかぎながら入るのは格別です。また、温泉施設敷地の入り口には道の駅もあります。地元の特産物も販売されています。

 ただ、今回は、温泉の紹介ではなく、この温泉施設のすぐ横から海岸線を沿うように整備されている遊歩道を紹介します。
「美々津海岸遊歩道」という名前です。およそ3.1kmの延長があります。ゆっくり歩いて1時間、往復2時間の道のりです。
 入り口には、↓大まかな地図が描かれた標識が立っています。

 スタート地点から整備された道を30秒ほど歩くと、ぱっと開けて海が見えます。

 遊歩道は基本的にコンクリート舗装されていて歩きやすいです。所々に、未舗装の場所が出てきます。ごろごろとした丸い石ですので、足をくじかないように注意が必要ですが、足元が悪い方が、体のバランスを取るのに良くて、いいトレーニングになります。
 残念ですが、足が悪い人には不向きですね。

森の中を進み、海を見て、未舗装の海岸線を歩く。
平坦な道もあれば、上り坂、下り坂、階段もあって結構疲れる。

 海岸線の所々には大きな岩↓があって、ボルダリングも出来るようです。
 画像はありませんが、この岩の間を抜けていくと、「鹿嶋神社」があります。海の神様のようでした。

 入り江をぐるりと回るように歩きます。今回は風があって、波が出ていたので、海が少し濁り気味でしたが、普段は水が綺麗に澄んでいて海の底まで見えてとてもいい景色です。

 20分ほど歩いたところでしょうか、↓潮吹き!岩の案内がありました。実に気になるネーミングです。どれほどの潮を吹くのでしょうか。

 今回は案内板ほどの潮を吹いていませんでしたが、吹く時は、↓下の画像の黒丸のところまで吹きあがるようです。
 案内によれば、大潮の満潮の時に勢い良く吹き上がるようです。この辺りでは、大潮の満潮といったら、だいたい、いつも18時頃になります。冬の時期はその時間帯は真っ暗なので、いい潮吹きを見るならその時間も明るい夏場がいいようですね。

 気になったので、潮を吹く穴を見に行って見ました。穴の周りが濡れているのでここのようです。失礼しました、少し、表現が卑猥になっているようです。

 波が少し荒れていたので、潮吹かないかなぁと思って、しばらく見ていると、潮吹きがありました。1mほどの高さでしたが。
 潮を吹く時は、大きな波が来ると穴から音が漏れてくるので、ああ潮を吹くなと分かります。

 潮吹きも今日は大きいのは無さそうなので遊歩道に戻り歩きます。
 スタートから2kmほど行くと砂浜の海岸が出てきます。小浜海岸。オバマ。

オバマ海岸!

 OH!オバマ!USA!USA! ・・・結構疲れて変なテンションになりました。砂浜は歩きにくい。

 ↓終点まで来ました。ここから引き返すと思うとゾッとします。そばに国道が通っているので、そこを歩けばおよそ1kmほど歩けばスタートした場所に戻れます。
 ただ、今回はゾッとした方を選んで引き返すことにします。往復6.2kmの行程になります。結構な距離ですね。
 足元が悪いところを歩くと、自分の弱いところに効きますよね。お尻に効きました。

 遊歩道を歩いて帰っていましたが、良く出来たもので遊歩道の所々にはショートカットする道が用意されています。オバマ海岸を過ぎた辺りでショートカットさせてもらいました。

 その帰り道、今度は、「日本凧発祥の地」の碑を見つけました。美々津は神武天皇が東征に出発した場所でもあるし、日本海軍発祥の地でもあるし、なんか色々あるものです。

 どうして日本凧発祥の地といわれるのか調べてみましたが、神武天皇のお船出が関係しているようです。昔は帆船でしたから、風向きを知ることが重要なことだったようで、お船出のときに凧を揚げて風向きを調べていたことから、日本凧発祥の地とされるようになったようです。生まれながらの日向市民ですが、まだまだ知らない土地の歴史があるようです。

 さて、美々津海岸遊歩道をざっくり紹介してきましたが、歩いた感想は、いい運動には過ぎるほどのいい運動でした。今回、私は温泉に入りませんでしたが、遊歩道を歩いた後に温泉に入って湯上りに生ビールをぐびぐびいけるなら、それは、幸せの一つであるかもしれません。

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