令和元年米作り ・・・猪め!!

平成最後令和元年米作り

8/29

 「お前の田んぼ、猪が入ってるぞ」という連絡をうちの婆様から受け、行って見ました。
 パッと見、いつも通りですが、どうも奥が怪しい。

奥にいるのは父

 「イノシシもたいしたことなさそうだし、籾、だいぶいい感じで実ってきたなぁ。」
なんてホッとしながら稲を観察しながらぐるりと被害調査開始。

「お、この辺にちょっと入ってやがるな。」なんて余裕をかまして見回っていくと・・・。

!!!ふぉっ、なんじゃこりゃぁ!!!

 やられたァ、やられちまったよ。猪の野郎に。もう、がっくし。とほほ・・・。
全体の3分の1近くやられたでしょうか。派手に暴れたようです。もう、稲の起こしも効かない倒し方です。綺麗に倒してくれてます。

 昨年は、下手で稲を倒してしまいましたが、今年はいい稲が出来たぞと思っていたのですが、イノシシの被害、予想外でした。
 電柵(電気を流して、張ってある電線に触るとバチリと衝撃が伝わる装置)もした上に、網で防御していたので、猪、鹿対策バッチリと思っていたのです。向こうが一枚上手でした。

田んぼの周りには、たくさんの足跡がありました。そう大きな足跡ではないので、大きな猪ではないようですが、いっぱいあるので、お友達連れでいらっしゃったようです。

 失意の中、もう入られないように、電柵を点検しながら、網もキッチリとかけていきましたが、その途中で電柵の断線を見つけました。ここに足跡があるので、どうやらここから入ったようです。ただ、やつらが断線させたのか、もとから断線していたのかは、はっきりとは分かりませんが、多分前者でしょうね。一匹がバチリとやられながらも突破したんだと思います。根性のあるやつらです。前に私、無意識に電柵を手で触って、肩が抜けるかと思ったほどの衝撃がありましたもの。

 何はともあれ、今後は入られないように、出来ることはやりましょう。
全体の電柵と、網の再設置と、まわりの草刈です。
↓右側の草の生えているところは、他の人の土地なので勝手に切れないので、一言断って、少し切らせてもらいました。

 ↓ばっさばっさと草刈です。草むらの中にトンネルのような跡がありました。どうもこの草むらを通ってきたようです。うわさによると、猪は恥ずかしがり屋のようで、姿が見えることを嫌がるらしいので、出来るだけ田んぼまわりの草刈をしておきます。
 もし、今、草むらに猪がひそんでいたら、バッサリとこの草刈機で狩捕って食ってやるぞの気持ちですが、いるわけもありませんね。すごい音ですもん。

 ↓私の田んぼは、段々畑の一番下にあって、山から一番離れているのですが、山に近い田んぼには見向きもせず、私の田んぼにやってきたようです。上の田んぼは無傷です。
 なぜ、私のところを狙い打ちに!
 「違いの分かるイノシシだぜッ
とも思いますが、3分の1も稲がやられたのは痛い。痛い。

 そうこうしながら、田んぼで作業をしていると、近くで梨を作っているおじさんが来て、
「梨がいるなら、大きな袋もってこい」
というので行ってみると、箱いっぱいの梨を好きなだけもってけというので、もう、箱ごともらって来ました。ただ、箱は今度返さなくてはいけませんが。

梨、おいしかった。

 今回、とほほ・・・のイノシシ騒動でしたが、まだ稲が3分の2は残っていると思い直して頑張りたいと思います。土地の神様に捧げる分にしては多い気もしますが、いい経験とネタになりました。(それにしても損失は大きい)

 心の奥底からこんな声が聞こえてきます。
「よし、鉄砲買うべ」

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