幼馴染からの依頼です。長財布をよろしく頼むということで作りました。
指定は、色は焦茶、小銭入れはファスナーにしてくれということでした。
幅２０ｃｍ こげ茶色の艶ありサドルレザー2.5ｍｍ厚の外革です。
定番の長財布のサイズです。 ２００×９８です。
トコ（床）磨きです。
トコノールという磨き液を付けて磨いています。毛羽立ちなどが抑えられ、きれいな艶が出ます。
色が濃いほうが磨いた後です。
ここれはカード入れの裏側のパーツですが、ボンドなどは使わず縫い合わせるだけです。
革と革の間に、何かと入れるのにちょうどいいポケットが出来ます。
部品を縫い合わせて完成です。内革は1.0ｍｍ厚を使っています。
カードは横ざし、小銭はファスナーの仕様になりました。刻印も入れました。
これを作って今のところ、頼まれていた財布が一段落しました。不思議なもので、依頼が無いときにはさっぱりありませんが、一つ依頼が入ると、申し合わせたかの様にバタバタと入ってきます。仕事でやっているわけではないので、一つ作るのに時間が結構かかります。頼んだ人には気長に待ってもらうのが依頼を受ける条件の一つになっています。
職人を急がせるもんじゃねぇ。なんてかっこよく言っています。
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