赤いナントかと緑のナントか

財布

 今回作ったのは、赤と緑の財布です。赤と緑というと、「赤いきつねと緑のたぬき」しか思い浮かびませんね。

 赤い財布は、幼馴染のシャア・アズナブルさんから、すべて赤で作ってくれとのことで、革から糸、ファスナーまで赤にしました。すべて赤は初めて作りました。
 赤の財布はあんまり縁起のほうが・・・。と思っていましたが、調べてみると赤色は強いエネルギーを持つといわれていて、金運アップや運勢アップなど開運の効果があるとのことです。まぁ、使う人がいい様に解釈してポジティブに使ってくれればいいことですね。

 この財布は、この画像ではわかり難いですが、外革と内革の色を変えて作っています。色を変えたというよりも、違う革を使ったという方が正しいです。
 外革には、「栃木レザー」のクラシックヌメを使い、朱に近い赤色で少し明るめ、内革には赤のヌメ革を使い、しっかりとした赤にしました。使い込むといい色になるでしょうね。

 緑のたぬきの方は、薄めの長財布でお願いということで、カード入れの後ろ側をつけず、いつも使う革の厚みより少し薄めで作りました。
 私が作る長財布で、薄くするのはこれくらいの厚みでいっぱいでしょうね。

 すべて緑色だとなんだか重そうだったので、内革にはナチュラル色のサドルレザーを使いました。ファスナーとシニュー糸を緑色にしたのもいいアクセントになっているかと思います。

 カード入れ部分の後ろ側が無いだけでずいぶんすっきりした印象です。

↓赤と緑の財布のパーツです。赤の方は札入れ部分のまちのパーツが抜けていましたね。
幾分、緑の方が少ないですね。革のパーツ2~3枚ほどしか違いませんが、少ない方がずいぶん軽いです。

 作成依頼を受けた財布をぼちぼちと順調に作っています。後は、長財布1本、二つ折り財布2つ、キーケース2つです。さあて、どれからやるかなぁ、次は二つ折りいってみようかな。

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