おじさん3人で自転車に乗って旅に出ます。自転車はママチャリ縛りです。目的地は日南市にある鵜戸神宮。私の住む町の日向市から約100km先にあります。コースはグーグルマップの徒歩経路を自転車で行くことにしました。もし歩いていくなら23時間半!ほぼ一日!

令和8年3月15日朝6時30分、日の出の頃に家を出発しました。途中で仲間と合流です。
今年、50歳になるので、40代最後の挑戦になります。10年後にもすぐに思い出せる思い出作りに出発です。
集合場所で、この旅の仲間意識向上のために仲間が用意してくれた色違いのバンダナをそれぞれ巻きました。

鵜戸神宮まで約100km、時速15キロでいけば約7時間もあれば到着するだろうともくろんでいます。そこから折り返してホテルに行く予定ですので確実に100km以上は走る予定です。
調子を掴むスタート3kmくらいは「これで時速何キロくらい?」「お!これで20キロ!」「ひょっとして楽勝じゃない?」って言いながら走っていました。快調な滑り出しでした。

スタートして10kmほどのところで記念撮影。まだ日向市です。この頃は楽に時速20kmを超えるペースで漕いでいました。まだ体のどこも痛くありません。朝の少し冷たい風も心地よくノリノリです。

日向市を出て隣町の都農町へ入りました。ここまでで約30km。都農駅で記念撮影。陽ものぼり、気温も少し上がって汗ばんできました。ここまで所要時間は約1時間半ほど。順調に走っています。

↓宮崎市に着いたでぇ、よく来たワ。トラブルもなくワイワイ言いながら約60km地点の一ッ葉有料道路の休憩所に11時15分到着。4時間半ほど走りました。もう工程の半分以上は過ぎました。徐々にお尻が痛くなってきましが、皆に聞くとまだ大丈夫とのこと。

途中に一度パンクがありましたが、奇跡的にも近くに自転車屋さんがあり、すぐに直してもらいました。
70km地点程から向かい風になり、自転車に付けているアヒルのプロペラがすごい勢いで回るので、これが進む抵抗になっているんじゃないかとストレスを感じるくらいに疲れてくるとともに、1名のお尻に強い痛みがあり、限界を迎えつつあることがカミングアウトされました。

お尻が痛くなって、サドルに座れないようになると自然と立ち漕ぎが多くなります。この頃から「シリヤスメ」という言葉が誰からともなく発せられるようになりました。

しばらく進み、とうとう75km地点にて1名がもうこれ以上はサドルに座れないということにより離脱。
「僕のことは気にせず、二人は鵜戸神宮を目指してください!」という言葉を「あ、そう。わかった。先に今日泊まるホテルに何とか帰っといていいよ。」とすぐに受取り、サッと再出発。その後、彼は一人で近くの青島神社へ泣きながら歩いて参拝したようで、画像が送られてきました。彼一人を置き去りにしたことを思うと若干、心が痛みましたが、まあ、一人でそれなりに楽しんだようです。

お尻が痛くて自転車には乗れませんが、歩くことは大丈夫なようで結構とうろうろしたようです。これも「シリヤスメ」の一環ということでした。

我々も彼と別れ、鵜戸神宮まで残り25kmを頑張りました。実は我々もギブアップするほどではありませんが、お尻がかなり痛くて、上り坂はほぼ「シリヤスメ」と称して自転車を降りて押して上がりました。そのため、ペースはガクンと落ちてなかなかゴールにたどり着きません。25kmをおよそ3時間かけて疲労困憊でたどり着きました。

鵜戸神宮に参拝して、2人の鵜戸神宮到着(ゴール)記念撮影を近くにいた若い人にお願いしたのですが、「ん、ああぁ、ええぇ」となんとも微妙な受け答え。ん?ああ、これはなんだか誤解されたな。タイトルは「ああ、鵜戸神宮の誤解!」

こんなに頑張って鵜戸神宮に来ましたが、もうササッと20分ほどで参拝を済ませたら帰路につきます。日帰りは無理なので、宮崎市にホテルを取りましたが、鵜戸神宮から40kmあります。もうとてもとても自転車では行けないので(精神的に、お尻的に無理)、電車で行くことにしました。直近の駅まで最後の尻我慢して頑張りました。鵜戸神宮から直近の伊比井駅まで約10km。早くホテルに行って、飲みに行きたいので根性で自転車を漕ぎます。ただ、ここでも上り坂は「シリヤスメ」発動です。
ママチャリにどれだけ乗れるかは、足の筋力ではなく、サドルにどれだけの時間を座れるかですね。小さなサドルは命取りです。出来るだけ分厚くて大きなサドルがいいですね。

駅の片隅に自転車を止めました。相棒よありがとう。おつかれさま。今日は10時間以上自転車を漕ぎっぱなしでした。今日の走行距離は日向から鵜戸神宮までおよそ110km、そこから駅まで10kmの計120キロ。ところどころでコースを変えたので予定よりも多く走りました。ママチャリでは1日の限界の距離だと思います。

南国の春の夕方がなんかいいですね。疲労困憊で駅のベンチに座って撮りました。ベンチに座るのは大丈夫でした。サドルとはお尻が接するところが違いますね。

鵜戸神宮についたその日の打ち上げで、明日は電車で帰ろうと決まりましたので、次の日、宮崎市から何の迷いもなく電車で日向市に帰りました。颯爽と電車を降りて帰路につきました。決して自転車での往復を目的としていたわけでなく、鵜戸神宮までたどり着くことを目的としていたので、我々2人は目標達成!すがすがしい気持ちです。残念ながら3人の中で一番若かった彼が青島でフィニッシュということで、無念の人でした。打ち上げの飲みの席ではゴールを目指してまた挑戦する言っていました。「その時は付き合ってくれますよね?」と聞かれましたが、「いや、断る。」ときっぱり完走組2人は言いました。次は新しいパーティで行ってください。

帰り着いた次の日、伊比井駅に自転車を止めた2人で軽トラで相棒(自転車)の回収に行きました。皆で通ったコースをたどって思い出話に花が咲きました。将棋で言うところの感想戦ですね。この辺りは精神的にきつかったねぇ~とか、お!この道はのぼりだったんだ!とか、ここは眺めが良くて気持ちが良かったけど脱水症状気味だったとか、こんな話もまた楽しかったです。ほぼ2時間で伊比井駅に到着しました。いやぁ~、車は早くて楽だわぁ。さっそく駅に変わらぬ姿で鎮座する2台の相棒たちを軽トラに乗せて無事回収完了です。ああ、これで本当に旅のすべてが終わるなぁと思うと少し寂しくなりました。今後の人生でこれ以上の距離をママチャリで一気に走ることはもうないでしょうね。

自転車を回収した帰り道で、次は何にチャレンジしようかと話しましたが、次はバンジージャンプに挑戦しようと決まりました。熊本にバンジージャンプをする場所があるようです。そして、いずれはスカイダイビングへ挑戦しようとなりました。
まずは次のバンジージャンプに向けて費用の積み立てをこの4月から始めることにしました。2年以内に実行予定です。そこまで自転車で行くか?という話にもなりましたが、いや、それはもういいだろうとなりました。笑


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