庭先養鶏 2 お迎え準備

にわとり

 鶏を健康に飼うので大切なことの一つは大地で暮らさせるということだと思います。その為に床にはこだわります。まず、床は、湿気などが自然に上がってくるのがいいと思うので、コンクリートなどで地面と遮断せずにそのままです。その上に山の大地を目指すことにします。山の大地は腐葉土に覆われている環境です。疑似で作ります。山から取って来た腐葉土と、もみ殻、米ぬか、庭の芝生を掻いて出てきた枯れ葉に水を掛けながら混ぜて山にして発酵させます。すると腐葉土などにいる菌が米ぬかを餌に発酵を始めます。今は11月ですが、2日ほどで発熱(発酵)が始まりました。発酵熱で温度が70度ほどになります。3日に一度くらいでかき混ぜます。混ぜていると中から湯気がもうもうと出てきます。ところどころは熱で乾燥しているところがあるので水を足して混ぜます。これを何度か繰り返すともみ殻や葉っぱなどは黒くなって腐葉土の様なものが出来上がります。ここまで来たらあとは適宜、落ち葉を足したりもみ殻置入れたりして床を維持していくことになります。まあ、ニワトリが入れば後はニワトリ任せでいいでしょう。

混ぜて山にしたところに監督が点検に来ました。まあ、いいでしょうとのこと。

 2日で中心温度が70度近くになりました。表面を触るとぽかぽかとあったかいです。もみ殻の色も少しづつ濃い茶色に変わり始めました。全体に白い菌糸がまわって目立ち始めています。

 2週間と少し経ちました。時々、水を掛けながらかき混ぜています。少し味噌を思わせるような匂いになっています。順調に発酵が進んでいるようです。もう、床材として使えるいい状態になりました。

 床材が出来たので、平らに広げました。庭の落ち葉も拾ったら入れておきます。
ひよこは小さいうちは体温管理が出来ないので、保温してやる必要があります。大体、30℃ほどをキープできるようにしてやればいいのですが、夏場だったらあまり温度管理に気を遣わなくていいのでしょうが、今は冬なので、段ボールで小さな部屋(育雛箱)を作って、その中に保温器具を仕込みます。入り口は暖簾にしてみました。

ホテルを思い出させますね

 ↓これがアマゾンで格安で買った保温電球です。中の黒い部分が発熱します。光は発しません。これが、育雛箱の中に入っています。実験で一晩つけてみましたが、結構あったかくなります。電球自体は結構な高温になりますが、ひよこたちが育雛箱の中で気持ちいい温度の場所を見つけて寝てくれるでしょう。・・・・たぶん。

 迎え入れる準備も出来たので、ひよこを取りに行ってきました。地元にある孵卵場です。ここは基本的には業者に販売しているようですが、ひよこが余った分は個人にも販売してくれます。事前の電話予約が要ります。

メスが一羽300円でした。3羽購入しました。消費税を入れて990円。ちなみにオスなら1羽が50円とのこと。ひよこはボリスブラウンという品種にしました。

 3羽を頼んでいたのですが、1羽おまけをつけてくれて4羽となりました。うん、それなら2羽購入でよかったかな。

やだ。かわいい

 早速、新しいお家へ引っ越しさせました。小屋に入れた当初は結構大きな声でピィーヨ、ピィーヨ、ピヨッと鳴いていましたが、しばらくすると育雛箱の中で落ち着いたのか気持ちよさそうな小さなピヨピヨ声になったので中の温度もいいようです。

 ピヨピヨと声がするので、監督がよく鶏小屋を覗いています。見たものを親と思うヒナの擦り込みで監督の後をついて回るようになるかもしれません。

 一日経ったら餌を与えようと思います。今日は環境に慣れるようゆっくりしてもらいましょう。
そうそう、彼女らに名前を付けなければなりませんね。さて、何てつけようかなぁ~。

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