ギュロロ~の原因を探る

バイク

 春になって、まだ少し寒いときもありますが、バイクにとっていい季節です。
 快調に走る私のバイクですが、乗り味に異変はないのですが、時折、ギュロロ~ロという音がエンジン回りから聞こえます。この聞きなれない音は、はて?


 乗りながら観察してみるとどうもエンジンの回転数が1800回転~2000回転の時あたりで聞こえてきます。さらにクラッチと切ると顕著に聞こえてきます。結構耳に付く音で、一度気づいてしまうと、どうも気になります。とりあえず、ここかもなということでクラッチの清掃を兼ねて調整をしてみることにします。
 

 プライマリーカバーを開けました。バラシて清掃したのですが、手が汚れていたのでクラッチを分解してクラッチプレートやらの画像撮る面倒になって取りませんでした。今更の後悔です。そうそう、クラッチ整備の時は、バッテリーのマイナスを外すのは必須ですよ。キーがオフでもクラッチのそばにあるソレノイドに触ったらセルが回りますからね。もしギヤに指がギューってなったら、指はオシャカですから。・・・おお怖い。

 ↓プライマリーチェーンの張りも調整しておきました。少しだけたるんでいました。ちなみにここでのプライマリーの意味は「最初の」でしょうね。エンジンの駆動を最初にギヤに伝えるチェーンですもんね。

 クラッチプレートのギャップも調整オッケイです、ここは大体1インチ(2.54cm)ですが、私はバランスマスターをかましているのでその分を考慮しての調整です。マイナスドライバーが掛かっているクラッチ中央のネジでクラッチレバーの張りの調整をします。私は、クラッチレバーを握りながら調整しますが、ドライバーでここのネジを締めこんで、無理な力を入れないと回らなくなったとことから少し戻してクラッチレバーにほんの少し遊びがあるか無いかくらいにしています。まあ、やればわかります。そんなに難しくはないです。

 クラッチを切ったらスムーズに動くことを確認です。繋げクラッチは動きません。

 クラッチの清掃と調整完了です。

 クラッチの整備もしたし、さて、どうかなと思って乗ってみましたが、やっぱりギュロロ~音が聞こえます。もっと観察してみると、音の発生源はこのあたり↓(黄色丸)です。

 え!ここ?・・・マフラーを持ってゆすってみると、ほとんど動かないのですが、若干の揺れがあります。力を込めて揺すってみると、キュロというような近い音が聞こえます。・・・ああ、ここだったか。原因はどうも、マフラーとエキパイのジョイント部分から発生している音のようです。

 マフラー周りを一度ばらして、マフラーステーも含めて無理がいかないように組みなおしました。念のため、マフラーとエキパイの部分に液体ガスケットを塗っておきました。
 試走してみたところ、見事に音が消えていました。ああ、良かったです。内部に何かトラブルがあってるんじゃないかと肝を冷やしましたが、違ったようです。クラッチの清掃整備も出来たので結果オーライです。でも、いろいろとこのバイクは世話がいりますなぁ~。

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