エイプのキャブ整備

エイプ

 2月の中旬ですが、まだまだ寒いですね。ですが、梅や早咲きの桜の花が見られるようになりました。少しずつ春が近づいてきているようです。
 さて、来るバイクシーズンを前に、整備を少ししておこうと思います。先日、エイプに乗ったんですが、アクセルをグイッと開けると全開になったまま戻らなくなって肝を冷やしました。原因はキャブレターの中のピストンの動きが渋くなって、戻り(閉まり)難くなっているからのようです。取り外して清掃します。

穴という穴にパーツクリーナーを通してつまりの確認と汚れ取りをします。OKでした。

 ↓キャブを開けてみると、全体的にですが、少し黒っぽい泥のようなものが付いていました。はて?この汚れはどこから来たかな?多分タンクだろうな。また今度、機会を見てタンクの清掃もしてみましょうかね。
 今回、せっかくキャブをばらしたので、メインジェットに付けるボウルのようなのものを付けてみました。これは最初は付いていたんですが、前回のキャブセッティングの時に邪魔で外していたんですよね。どういう効果があるのかはわかりませんが、まあ、悪さはしないでしょう。

 ↓キャブの中のピストンの動きが悪いので、コンパウンドを付けて少し磨いてみることにします。コンパウンドを付けたピストンをキャブの中にも入れてピストン運動をして少し削ります。
 少し削れてあたりが出たのか、スムーズに動くようになりました。でもどうして急に動きが渋くなったかな?熱膨張の関係で歪んだかな?汚れかな?
この後、キャブの中と、ピストンのコンパウンドをきれいに落として、組上げたらキャブの清掃は完了です。

↓キャブをエンジンに取り付けるときのポイントですが、下の赤丸の部分のボルト(この反対側にもある)で取り付けるのですが、外れないようにと思って、力いっぱい締めるとキャブが歪んで、ピストンの動きが悪くなりますので、緩まない程度でほどほどに。2か所を同程度の力で締めて、アクセルがスムーズに動くか確認しながらするとよろし。

 ↓ちなみにキャブを取り付けるのは六角レンチなんですが、ここは狭く、普通のサイズの六角ボルトでは入らないので、Ⅼ字部分の短いところを更に切って改良するといいですね。100均ので十分です。切って専用工具ですね。

 取り付けが終わったら、ちょっと寒い中で試乗しました。調子が良くなりました。これでまたしばらくは安心して走れそうです。メインジェットのところにカップを付けた効果でしょうか、前よりも回転のつながりが良くなったような気がします、まあ、少しの差ですけどね。
 よし!もう少し暖かくなったら、またこれで通勤を再開しましょうかね。

コメント