最近のバイクでスパークプラグを自分で交換することはほとんどないと思いますが、二昔前のキャブレター車で、自分でキャブを調整する人は、スパークプラグの交換やチェックは日常の作業ですね。
今回は、使用頻度は大したことなくて、かぶらせてしまったスパークプラグのリカバリー方法を紹介します。ワイヤーブラシでゴシゴシはNGですよ。
私のバイクはキャブレター車で、しかも、大口径のキャブを付けているので、若干かぶりやすくて、ジェットの調整を試しているとすぐにスパークプラグが黒くなってダメになってしまいます。1本400円くらいなので、すぐに新しいものを買ってしまいますが、チリも積もればなんとやらで、新しくてダメなプラグが溜まってしまいます。これもったいないですね。さてリカバリー方法ですが、↓このケミカルにドブ浸け1日です。
「ワコーズのエンジンコンディショナー」これすごい洗浄力です。このケミカルはキャブの清掃にもいいですね。ぶっちゃけキャブクリーナーよりいいです。これ、おススメですね。2000円くらいです。ちょっとお高いですね。その分いいですけどね。
さて、ちょうどプラグが2本入る容器(パーツクリーナーの蓋)にプラグを入れたら、プシューと吹いていきます。泡状になるので、泡が治まるまでちょっと待って、何度か吹き付けて、プラグのネジの3分の1のところあたりまで液に漬かるようにします。漬かったらこのままでおよそ1日置いておきます。漬け置くことで汚れが落ちます。ケミカルに仕事をさせることがミソですね。ゴシゴシはその後ですね。
一日漬けるとほとんど落ちていますが、歯ブラシみたいなやわらかいもので、プラグの金具の部分に傷が入らないようにゴシゴシして残った汚れ落としをします。プラグに傷は大敵ですよ。汚れをより落とそうとワイヤーブラシでゴシゴシして傷を入れてしまうと、火花の飛びに影響が出てしまう可能性があります。不調の原因がわからなくなる原因になってしまうのが怖いですね。高い授業料を払うことになりますよぉ~。えぇ、経験済みです。色々調べて結果、不調の原因が傷つけたプラグだなんて。二つで800円以下のプラグに原因究明の工賃1万円。
↓アフターです。綺麗になりました。火花の飛ぶ角もまだしっかりしているので、新品同様で使えますね。
綺麗になったプラグギャップ(隙間)の再チェックです。これはメーカー指定のギャップがありますが、私のバイクの仕様では0.6mm辺りがいいようです。この円盤のような工具で調整しておきます。
↓円盤についている金具の部分でギャップを調整して針金のような部分でギャップの幅の確認します。
最近のバイクではプラグを触ることはほとんどないと思いますが、ちょっとした豆知識として紹介してみました。この方法は、使い古したプラグのリカバリー方法ではなくて、あくまでも、何らかのミスでダメになったプラグの再生方法なので、古いプラグは択一で新品に交換ですよ。
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