シート補修

バイク

 ノーマルシート(純正)は乗り心地がいいので、ロングを乗るときにはそちらに付け替えることが多いです。
 ただ、ここ最近、乗り心地が悪いというか、座り心地に安定性がなくなってきた気がするので点検してみると、シートベースがバリバリと割れていました。あっちゃ~、どうしようかな。

  40年物ですから、もう寿命ですよね。純正シートをオークションで探してみますが、いいものは高いです。しかも、やっぱり40年物。そう長持ちはしないでしょうね。ということで、ダメもとで修理します。いや、補修でしょうかね。
 ↓近くのナフコ(ホームセンター)でよさげな物を見つけたのでそれでやってみます。瞬間接着剤と、アメリカ生まれの補修パッチです。

最強補修パッチは一つ1000円。二つ買いました。

 ↓まずは割れている部分を瞬間接着剤でとりあえず元の形に戻します。結構ボロボロで大きく広範囲に割れていました。修理しながら、この部品の寿命を感じてしまいました。「あんたも年取ったのぉう。相棒。」

 瞬間接着剤で仮止めが出来たら、パッチを当てていきます。レジン含有のグラスファイバーのシートですね。今回購入したものは、5cm×20cmのサイズです。このパッチは紫外線に反応して硬化するので、いざ、屋外で作業を始めたら結構なスピード勝負になります。ですので、シートの大きさに切った紙を用意して、現物に当てて、必要な形を切り出しておきました。

割れた部分の寸法どり

 パッチを張り付ける前に、付属の紙やすりで下地を軽く削って密着性を上げておきます。削った後はアルコールで清掃と脱脂を行います。これも付属の脱脂シートがついています。

 ↓さて、いよいよシートを張っていきますが、ここからはシートが紫外線に当たると硬化が始まるので大忙し。天気のいい日だと5分も太陽に当てたら硬化完了です。ちなみに今日は薄曇りでですが、それでも約10分では硬化してしまう様なので急ぎます。パッチを作った型に合わせて切りました。

 ↓シートベースの割れた部分にパッチを張り付けます。空気が入らず密着するように張りました。

 ↓張り合わせた後、20分ほど日当たりのいいところに置いて硬化させます。硬化が進むと若干白っぽくなりました。カッチカチです。念のため、もう1時間ほど太陽にさらしておきました。

 次の日にシートをバイクに付けて乗ってみました。しっかり補修出来たようで、座り心地に安定感が出て良くなりました。現時点で修理完了です。ただ、乗っていて、大きな段差や、衝撃が来ると、時折、バキッ、バッキッという音が聞こえます。残念ながら長くは持たないでしょうね。もうコレクション入りかな。
 乗った後に取り外して確認にしてみると、シートベースの他のところにも割れが入っていました。もう、補修のイタチごっこになりそうですね。平行して、いい出物がないか気長に探してみることにします。でも、高いんだよなぁ。

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