カバシコの種籾

令和3年の米作り

 皆さんは「香り米」というのをご存知でしょうか?このお米は、味ではなく、香りが強いのが特徴です。香りが強いので、それ単独で食べてもおいしくありませんが、普通のお米に少し(3~5パーセント)混ぜて炊くと、おいしそうなお米の香り際立って、実際にうまい!となるお米です。

 この「香り米」ですが、 調べてみると、宮崎県椎葉村に100年もの昔から種を切らさずに継承している香り米の「カバシコ」というものがありました。JAや種子店に問い合わせてみたのですが、取り扱いはありませんという返答で、今までなかなか種籾が手に入らずに育てられなかったのですが、ついに種籾を手に入れました。
 きっかけは、偶然会った椎葉の同級生に
「カバシコの種、持ってない?」
って聞いてみると、
「俺は持ってないけど、何とかなるよ。」
との返答で、次の日には用意してくれました。持つべきものはやはり友人でした。

 早速、椎葉まで片道1時間半ほどのドライブで取りに行って来ました。1合くらいでいいよって言っていたのですが、結構な量をもらいました。感謝です。

 カバシコは少し籾が小さいのが特徴のようですね。
 今年は種籾作りとして作りましょう。

↓うちの田んぼは椎葉に行く途中にあるので、種籾を取りに行くついでに田起こしもしておきました。
 実験として、深く起こす(20cm程)田んぼと浅く起こす(10cm程)の田んぼと分けてみました。どちらも遜色なく育つなら10cmで統一しようと思います。

 ↓上の田んぼが深く起こした田んぼ。下が浅く起こした田んぼ。堆肥や肥料なんかは同じ量を撒いています。

↓こっちは私の田んぼ。ここは粗く浅く起こして、荒代掻きまで放置します。

 私の田んぼを耕していると、トラクターの前をチラチラとなんか動くものがあります。トラクターを止めて捕まえました。子うさぎちゃんです。前にもいましたね。親の姿は見えませんが、どこかに隠れているのでしょうか。達者で暮らせよと逃がしてやりました。秋になったら人参かなにか持ってくるかもしれませんね。

 今年は香り米の種籾も手に入ったし、楽しみが増えました。私の田んぼからはまともに収穫できていないので、今年こそは!と意気込んでいる所存です。

 →苗作り開始

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