令和2年米作り 11 田植えから10日

令和2年の米作り

 6/21
 田植えから10日が経ちました。
 稲もしっかり根付いたようです。ひょろひょろとしてちょっと背が高いのが気になりますが、まあ、今のところは様子見です。この田んぼには肥料は入れていないので、背を伸ばすことより、少ない栄養分を求めて、稲がどんどん根を張ってもらうことに精を出して欲しいところです。

水中に緑に見えるのは藻。

 ↓ひょろっとしていますね。もっとずんぐりむっくりであって欲しいですが、苗作りで失敗していますね。このお米の品種はコシヒカリ系なので、長い稲にはなるのですが、それにしてもちょっと長い。

 ↓地面から約35cmあります。他の稲も大体そんなものですね。

 ↓今回は田んぼにメモ板を設置しました。やったこと、気付いたことをこの板にメモしておこうと思います。

 ↓この田んぼには浮き草が出てきます。最近の夏は非常に暑いのでこの浮き草が表面を覆って日差しを遮ってくれて水温が下がるのもいいのかなと思っています。また、日差しを遮ることによって雑草の成長を抑えてくれるんじゃないかと・・・。

 でも、水中を見てみるとやっぱりしっかり雑草が生えてきています。これはコナギですね。
 ↓この大きさは、前回、チェーンを引いても取りきれなかったやつですね。
 すぐに抜ければチェーンを引っぱってみようかと思って、ちょっと手で土の表面をかき回して見ましたが、簡単には抜けなかったので、思った以上に根が張っているようです。もうチェーン除草はダメですね。

 決心しました。今年はもう除草は諦めた!もう田んぼの中には入りません!

 ↓もう入らないと言っておきながら、米ぬかを撒くために入ってしまいました。米ぬか約50kgを全面に撒きました。ホントにこれで今年は田んぼに入るのはお仕舞い!

 ↓昨季は猪の侵入を許してしまい、散々だったので、今年は念入りに網と電柵のダブル防御!って昨季も同じだったんですが・・・。ただし、今年はさらに念入りに設置しました。

電柵は思った以上にビリビリ来る。ビリビリというよりバーンと来る。

 ↓ここからは上の田んぼ。いつも通りのやり方で作っています。農薬や除草剤も使います。
 除草剤の効果は絶大で本当に草一本生えていません。それでいて、かえるやゲンゴロウなんかはスイスイ泳いでいます。かえるやゲンゴロウは俺のところから行っているんだろうけど・・・。いまの農薬はホントに狙ったところにピンポイントで効いて毒性も低いんでしょうね。

 ↓そんないつも通りの田んぼの隅に、私の苗を植えてみました。田植え機では植えきらない部分に植えさせてもらいました。
 ちなみに稲は自家受精(自分の殻の中で受精)なので隣の稲と交雑することはほぼありません。

矢印の内側がワイの苗。

 ↓自分の田んぼの仕事を終え、家に帰りながらぶらぶらとよその人の田んぼを観ていると、なんか他と違う田んぼが目に入って来ました。車を止めてみてみると、稲の間にコナギがびっしり!アチャー!放任しすぎるとこうなるのか。

 私の任されている田んぼでは、農薬はほとんど使いません。農薬のことを勉強すればするほど、最近の農薬は安全です。本当に良くできています。正しく使えば、全く(ほぼ100㌫)人体には影響は無いでしょうね。
 でもなぜ、私が農薬を使わないか、それは、ただなんとなく嫌だからです。
 やっぱり、草が生えてこない、害虫がいないってのは不自然だと思うからです。なんとなく嫌なんです。そして、農薬で守られた稲は、弱いものでもちゃんと育つのです。でも、農薬を使わなければ、収量は少なくとも、強い稲のものしか残らないと思うのです。強いお米を食べたい。おいしいかどうかはわかりませんが、そんなお米が食いたいと。
 これが、「私、安全や環境のことを考えてます。」だとカッコイイんですけどね。
 自分のやりたいようにやっておいしいお米が取れたら最高!。まあ、上手く出来なくっても自己責任ということで。この田んぼは趣味ですもん。
 でも、周りの人たちは失敗したらかわいそうだと色々心配になって、色々とアドバイスをくれますよ。ありがたいんですが、この田んぼはワシの好きなようにやらしてくれ~って心の中で思ってます。まぁ、言うことは聞かずにやるんですけどね。笑

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