先日、ウッドスピーカーを作ったのですが、友人から欲しいとオファーを受けましたので、前回のウッドスピーカーに、こまごまとした改良を加えて作りました。
今回はカットからです。前回と同じサイズの17cm幅で切り出します。鋸ガイドを使って誤差が少ないようにしています。
今回も前回と同じ檜の木材(2000×89×19)を使います。 木材が2mですので大きな節などを避けて切ると10枚の部材が取れました。
↑切り口はホームセンターなどでカットしてもらうよりも切り口が綺麗です。そのぶん、手間はかかりましたが。
↓糸鋸でのカットも上手になりました。刃を新調しましたが、やっぱり新しい刃は切れ味がいいので、楽に切れます。自分の腕が上がったかのようです。
3枚1セットなので、3つのウッドスピーカーが作れます。
↓どの板を顔(表面)にするかと、いい顔の板を探して、ホールソーで穴を開けました。前回の物に比べるといくぶん穴を小さく開けています。2穴物も作ってみます。
↓それぞれのパーツが出来たので接着していきます。
しっかりとボンドを塗ってガッチリ圧着です。はみ出した分はちゃんとふき取っておきます。
依頼をしてきた友人は、何かデザイン的なものが有った方がいいということで、ステンシルで私の跡を残すことにしました。
私の倉庫である100円ショップにステンシルのシートがあったので、それを使って早速作りました。
今まで、ステンシルをするときにはクリヤーファイルを使っていたのですが、ステンシル用は格段に使いやすかったです。
↓試しで、前に作ったものにステンシルをやってみました。
↓失敗してしまいました。モケケの「モ」が滲んでしましました。筆につけた塗料の量が多かったようです。この後、何度か他の木材で練習してコツを掴みました。
最大の反省点は、十分に試してみて、コツを掴んでから実施しなかったことですね。まぁ、次はうまくやります。
↓今回分と前回分の内部の違いを見ていきます。改良?した部分です。
↑どう改良したのかというと、音の通り道がいくぶん長くなるようにしました。音の出口の表の穴をいくぶん小さくして適正化したのと相まってより音の質が良くなったように思います。
また、黒丸で囲まれた分部をカットしたことによって、スマホを横に置いても使えるようになりました。使用状況は後述。
↓さて、一日経ちまして、しっかりと接着が出来ましたので、仕上げの筆入れをおこないます。練習の結果が出て、上手に出来ました。
完成です。今回はすべて無塗装として檜の肌を楽しみます。しっかりとサンドペーパーをかけているので手触りもバッチリです。
↓サイズはこんな感じです。縦8.9cm、横17cm、厚み5.7cm。
前回作と、今回作の比較です。塗装した方が前回作。
ぱっと見て穴の大きさが違います。ちょっとした違いですが、音質の変化はけっこう大きいです。
小さい穴の方がよりしっとりとして聞き取りやすい音になりました。
↓内部の音の通り道を長くする為に、差込の深さが、新しい方が少し浅くなっていますが、不安定になったり、倒れそうになるようなことは無く、使用に問題はありませんでした。
↓改めて全景。なかなかいいバランス。自画自賛。
↓やっぱり今回の改善ポイントの一番は、横置きでも使えるようになったことですね。
やはり、作るごとに完成度が上がってきます。作っていると楽しくなって、新しいアイデアも出てきて、どんどん作りたくなりますが、あんまり作っても棚の肥やしになるだけですので、この辺りでストップです。
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