「コンパクトで色々入って薄めの財布」の依頼を受けて、この財布を作ることになりました。
ポケットに入れても邪魔にならないようなのでお願いします。との注文もつけられました。欲張りなヤツです。
まずはファスナーの加工から。この財布ではファスナーの長さが21cm必要になります。既存で売っている長さではちょっと合わないんですよね。なので、長めのファスナーを買ってきていいサイズに作り直しです。
↓必要長を現物あわせで調べて歯をもぎ取ります。
歯のもぎ取り方はペンチで挟んでひねりながら引っぱると綺麗に簡単に取れます。余り部分も考えて歯を取ります。
↓ストッパー部分は移設しますので壊わさないようにニッパーで金具の隙間に刃を入れて甘ガミして取り外します。取った金具を先ほど歯をもいだ部分に移設します。ペンチでしっかりカシメます。
↓サイズ調整完了。テープ(布地)のところを切ります。切り取ってファスナーの余白の部分は裏にボンドを付けて折り返して接着します。これでほつれることなく端末処理完了です。
↓端末処理のやり方はこんな感じ。使う時見えないように裏側に接着剤を付けて折り返し接着。
私は、ファスナーを革に縫い付けるときには、テープ部分に両面テープを付けて革に仮接着してから縫い合わせています。こうすると楽ですね。
刻印は表革に打ちました。↓こんな感じの位置にしました。
↓後は縫い合わせて完成です。サイズは縦10.5cm、横13cmです。
中の小銭入れは、チャックを閉めてしまえば小銭がこぼれないような位置につけています。ここはわりかし微妙な位置で、失敗すると小銭が中で散乱してしまって不快です。使い勝手のいい位置をミリ単位で調整してつけてます。・・・なんて難しそうに言っていますが、2~3個作ればもうわかります。この財布も結構な数つくりましたね。
↓手に持ったサイズ感はこんな感じです。ちょうどいい感じですね。
外革はサドルレザーの2mm厚、中はサドルレザー(黒)1mm厚です。使い込むと飴色のいい感じになると思います。
この財布、本当に使いやすくて、私も長いこと使っていました。カードもお札も小銭もいいくらい入るんですよね。ただ、財布をぱっと見てお札がいくら入っているかが分かり難いというのが唯一の欠点だと思います。いつの間にか、お札が減っているような気がするんですよね・・・・。
→ 革 財布 へ
コメント