刃物研ぎ機 買っちゃった

DIY

 正月セールの中に、ずっと欲しかったものを見つけてしまい、「正月だ、エイッ!」と勢いで買ってしまいました。

刃物研ぎ機」です。

 今までは、包丁などは自分の手で砥石を使って研いでいたのですが、素人のすることなので、刃がどうしても丸くなりがち(はまぐり刃)で切れ味が長続きしないし、研ぐのに時間がかかって、手も鉄くさくなるし(なかなか臭いが取れない)で、不満を持ちながらも切れない包丁で我慢していることが多かったのです。

 これまで、刃物研ぎ機が欲しくても買わなかったのは、値段が高かったからです。
今回、正月の在庫処分セールの中に「5000円」で見つけて心が躍りました。アマゾンあたりでも1万円前後が相場です。
 まぁ、処分品なので、そう人気があるものではないのですね。人が欲しがらないモノを欲しがる私は、ある意味、幸せなのかもしれません。

↓さてさて研いでいきますかな。ステンレスの包丁3本と鋼入り1本(出刃包丁)です。

 水タンクに水を入れて水量の調節をして、砥石を濡らします。ドーナツ形のレンガ色の物が砥石です。1000番です。これが回転して刃物を研いでいきます。右回り、左回りのスイッチで回転方向を決めます。
 ガイドは包丁を研ぐのには使いにくかったので外しました。鑿(ノミ)や鉋(カンナ)を研ぐ時にはあった方がよさそうです。

ガイドは外して使いました。

↓砥石が回転しています。刃物から逃げていくような回転方向で研ぐと安全です。一定の角度を決めてスーっと包丁を動かします。刃が研げているときは、シャシャッシャーというような音と感触がありますが、あらかた砥石の番手まで研げてくると、抵抗が無いようなスーという感触になります。これは手で研ぐ時も一緒の感覚ですね。両刃研ぎの時は回転方向を変えて研ぎました。慣れてくると一定回転方向でも大丈夫のようです。

画像を撮るのに片手で包丁を握っていますが、両手保持じゃないと危ないですよ。

↓刃が研げてくると、刃先にカエリという薄い刃が片方に出ます。それを砥石でササッと軽く取って刃研ぎの完了です。
 研げるの早い! 刃欠けが無ければものの1分もかかりません。

↓研げた刃先です。わかりにくいですが、刃先の色が変わっている部分がそうです。

↓研げた包丁でスポンジを試し切りです。スッと引くと何の抵抗も無く刃が入っていきます。気持ちいい!ちょっと怖いくらいです。

このスポンジ、まだ刃が入った事に気付いてない。
どの包丁でも薄く切れるようになりましたよ。置いたスポンジで切れます。

 ↓サビが出やすい出刃包丁は、水分を取ったあと、仕上げに新聞紙でふきあげておくとサビが出にくいですよ。

 これまでは手で砥石を使って研いでいましたが、やっぱり機械の方が楽ですね。機械は水を流しながら研ぐので、砥石の番手が1000番ならば、1000番の研ぎしか出ないようです。
 手研ぎの方は、研ぎかす(砥クソ)を活かしながら仕上げていくので、より鋭利に研ぐことが出来ます。 また、持っている砥石の番手も、荒とぎ用、1000番、6000番と3つありますので、 瞬間の切れ味ならば手研ぎのほうに分があるように思います。
 ただ、やっぱり、機械は早くて楽だわ。

 今回、いい買い物でした。私、結構レザークラフトや木工なんかで刃物を使うことが多いので、この刃物研ぎ機は早いうちに元は取れると思います。安かったですし。
 普通は機械だけで充分ですが、もっと切れ味を求める時には、そこから6000番の手研ぎで行こうと思います。
 ただ、この刃物研ぎ機は結構大きいので使わない時の置き場に困るね。

さあて、研ぐのが楽しくなったので、実家の包丁も研いでやろうかな。手間賃取るけどね。

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