えひめAIを作る。

DIY

 「えひめAI(あい)」って知っていますか?
私、かれこれ10年前ほどに知って、簡単に作れるので、時々作って使っています。
 愛媛県産業技術研究所が開発したもので、 酵母(パン酵母)・乳酸菌・納豆菌を糖で発酵培養した液体です。環境浄化微生物ということになっていますが、環境浄化だけではなく、いろいろな用途に使えます。
 消臭や、衣類の汚れ落とし、入浴剤、野菜や花の虫除けや活力剤として、熱帯魚の水に入れたり、ペットの飲み水に少量混ぜたり、私は飲んだことはないですが、飲んでる人も居るみたいですね。
 特に、消臭に効きますね。これ自体にもニオイがあるんですが、薄めてスプレーすると臭いにおいは消えてしまいます。臭いの取れなくなったシャツにも効果大です。シャツに染み付いている臭い菌を駆逐するのではないかと思います。

 材料は、水、砂糖、ヨーグルト、納豆、イースト菌です。私はこれに塩(海水由来の物)を一つまみ入れています。塩を少し入れると、発酵がよりよくなると感じます。

 今回のレシピは、およそ10Lの液を作るのに、砂糖1キロ、ヨーグルト1パック(400g)、納豆20粒くらい、ドライイースト18g(1箱分)と塩一つまみ強(1gほど)です。コストは500円ほどですね。
  愛媛県が出している正しい製造法のレシピとは違いますが、今まで作ってきてみた結果、糖を餌にしてどうやって発酵させてやるかどうかなので、糖分が多ければ、その他の材料は、入ってさえいれば、出来上がるのが遅いか早いかの問題のようです。

 ↓納豆は粒のままでもいいようですが、私は水にぬるぬる成分を溶かすようにして、粒は取り除いて使っています。この液体を容器にこしながら入れていきます。

 そのあと、砂糖、イーストを混ぜておいて、更に、この中にヨーグルトも混ぜてこちらも容器に流し込んでいきます。そして容器の内容液が10Lになるように水を入れて調整します。まあ、だいたいです。
 手順が変わっても問題ありません。ぶっちゃけ、容器に全部入れて混ざってしまえはオッケーです。

 容器にすべてを入れました。
 この容器は、職場で不要になったものをもらって来ました。コックまで付いているので超便利です。しかも前はエタノールが入っていたので清潔です。

 出来た溶液を発酵させていかなければなりません。発酵には35度くらいの温度が適しているようです。熱帯魚なんかを飼う時に使うヒーターを使うといいようですが、私、この時期にちょうどいい場所を知っていますのでそこへもって行きます。車の中です。発酵しだすと車の中がパンを作っているようなニオイになります。においはしばらく窓を開けておけば取れます。

 注意しておかないといけないのは、発酵で二酸化炭素が出ますので、容器を締め切っていると、容器が膨張して、最悪は爆発の危険がありますので、キャップは緩めておきます。これ大事です。容器に対して液の入れすぎも発酵段階で吹きこぼれることがあるので注意が必要です。あと、乗せている事を忘れて走りだして容器を倒したら大惨事ですよ。・・・・経験者は語る。

キャップは緩めておきます。ガスが抜ける様にです。

 風呂のお湯で温めるのもいいですね。適温になると活発に発酵しだします。ブクブク、シュワシュワと泡が発生しています。菌が活発に活動しているのがわかります。このブクブクが終わったら、ほぼ完成です。今回の量だと順調にいけば1週間ほどで発酵完了です。そこから、2ヶ月ほど日の当たらないところで寝かせて完成です。ブクブクが終わった時点から使えますが、寝かしておいた方が、澱と澄んだ部分に分かれて使いやすいと思いますし、若干、成分も違うと思います。

菌「ふう~、いい湯だわい。」

 今回、この量をどうして作ったかというと、来年の米作りに使おうと思ってです。苗を作る時に、種の浸水や灌水に使おうと思います。いいお米が出来るといいなの願いを込めて仕込みました。
 あと、うずらの飲み水や、うずら小屋の床に撒こうと思います。うずら、病気知らずで喜んでくれると思います。・・・たぶん。
 まぁ、いっぱいあるので、いろんなことに使っていきます。

えひめAIをちゃんと作りたいと思ったら、一度、開発元を見てみるといいと思いますよ。

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