10/6
今日は私の田んぼではなく、慣行の方(メイン)の稲刈りを行いました。約3反(900坪、30a)あります。品種は「ヒノヒカリ」です。
こちらの田んぼは、イノシシの被害もなく、病害虫もほどほどでした。ただ、穂が出てからの天候が悪かったせいか、稲の出来(品質ではなく量)はもう一つのようです。
稲刈りは「バインダー」と呼ばれる機械で行います。1条刈りですが、手練の農家10人分の仕事をしてくれます。これが無いと厳しいですね。
ガッチャンガッチャンと刈っていきますが、ところどころぬかるんでるところがあって、足をとられます。地味にきついです。なぜか尻に効きます。
機械を上手に動かすコツは、力を入れないことです。力を入れてやっていると、すぐバテてしまいます。必要最小限の力でコントロールすることを心がけます。
刈っていっていると、稲がところどころ倒れている場所があります。見てみると根元の方が枯れているみたいなので、倒れてしばらくたっているようです。少し前に来た台風の風で倒れてしまったのでしょう。
今年は稲がいつもより細いように思います。後半の日照不足のところに一発肥料の効肥が効いてひょろりとなったのかなぁと推測しています。そのせいもあって倒れやすくなっていたのでしょうね。
バインダーが刈った稲は、一まとめに縛られて排出されます。「ガッチャンガッチャン、ポイ」といった感じのリズムです。刈って縛って大活躍です。バインダー様さまですね。
本日は6名体制です。私が、先行して稲を刈って、その後を家族、親戚が竿に掛けて干すという分業になっています。ほんとに重労働です。一人じゃ無理ですね。
コンバインであれば刈った端から脱穀して乾燥機に送りますので、掛けて干す作業はいりませんが、その分、高価なコンバインと高額の乾燥代がかかります。小さな田んぼでは赤字になるんじゃないかな。そうなったら、もう、米は買った方がましですね。
掛け干しの風景です。田舎の風景ですね。この状態で、約2週間ほど太陽と風に当てます。掛け干しは、ゆっくり乾いていくので、お米がよりおいしくなるといわれています。食べてみて、実際、おいしいと思います。ただ、今の乾燥機は性能が上がっていますのでそう変わらないそうです。・・・絶対こっちの方がおいしいんだから!(ついオネエになってしまいました。)
↓この画像の青丸で囲まれた部分に黒い塊が見えるかと思います。これが多いと豊作といわれていますが、今年は、やっぱり少ないようです。この黒い塊を上手いこと培養すると「こうじ」が出来るそうです。ホントかうそか分かりませんが。
ここからは、失意の私の田んぼの近況報告です。
9/19に刈って干している私の稲ですが、もう少し干してみます。量が少ないので、乾燥機に最終調整として出せないのです。その為、自然乾燥で15%ほどまで落とします。間にだいぶ雨に降られたのでもう少し延長です。
私の田んぼ、手刈りする時に意図的にいくつか別々の場所で、稲を刈り残しておいてみました。
ほっぽらかしてみて、ベストの登熟具合の時期を見てみたっかたのです。
稲のどこを見るかというと、籾の色や透明具合(熟すと透明度が出てきます)はもちろんですが、今回見てみたかったのは、↓下の画像の黒線で囲まれている部分です。ここに緑色が残っていればまだ籾に栄養を送っているといわれています。見てみると、まだいくつかの稲には、緑色が残っていました。そしていい熟れ具合です。
今回は諸事情があり、9月19日に刈り取りましたが、籾の茎を見てみると、本来ならばもう少し遅らせても良かったのかなと思います。タラレバでいえば、もし上手く稲作りができていたならば、10月の初めごろが刈り取り時期だったでしょうか。
もう少ししたら、稲こぎ(脱穀)して、今年の米作りは終わりです。私の田んぼは散々ですが、メインの田んぼは、食うに困らないほどは出来ました。まあ、一安心です。
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