前回の渓流ダモ作りからの続きです。
鹿の角にネジを取り付けて、タモの柄と合体させていきます。
混合したエポキシボンドを柄に開けた穴に流し込んでいきます。柄に開けた穴は、ネジより大きめに開けたので、接着時にここでセンターを出す微調整をしていきます。ボンドが10分硬化型なので、5分ほどすると硬さが出て微調整しやすくなります。位置が決まったら、ずれないようにテープで仮固定。
↓接着完了、固定できました。柄の幅より、鹿の角の方が大きいのでこの後、削っていきます。
ごりごりとヤスリで削ります。柄の方はなるべく削りたくないので養生してますが、気を抜くとすぐ削ってしまいます。鹿の角は削るときに独特の匂いがします。結構臭いです。もう慣れましたが。たんぱく質的な匂いですね。
何とか一体化出来ました。最終的には柄の方も削って面を合わせました。これで柄の方は一段落です。あとはぼちぼちと塗装をしていかなければなりませんね。
↓これからは渓流タモのネットを編む為の道具作りです。
さてさて、竹の定規から何を作ろうとしているでしょうか?
これは、「網針」(あばり)です。ネットを編むには、長い糸を使います。私の予想では、糸が50mほど必要かと思います。その為、大き目の網針がいるのです。なかなか売っていませんし、あれば1本1000円以上しますので、作ってみます。材料は、いつもの100円ショップで調達してきたので、200円で済みました。
竹定規を、カンナで薄く削って(2mm厚)、25cm長で作った網針の型をもとに、カッターや彫刻刀などを使って削りだします。
↑何とか網針が2本出来ました。網針の中を削るのが一苦労でしたね。かかった時間と苦労を考えたら一本1000円は安いですね。
↓これがネットを編むための糸です。クレモナ糸です。特殊な糸ですので、これこそなかなか売っていませんが、「網を編むなら網を一番使うところ」に行ったらあるだろうと推理を働かせて行って見ると、見事にありました。そして、安かったです。さて、どこで売っていたでしょうか?
正解は「漁協」です。私は港町に住んでいますので、割と身近に漁協があります。
まあ、身近にあるといってもなかなか行くところではないですけどね。漁協の中には、購買部があって、漁に使う道具などが売っています。釣具屋では見かけないような、針や錘、糸などがありますよ。この糸、200gで950円(税込み)でした。ネットなんかで見ても100gのものが800円ほどなので格安でしたね。網針も売ってました。ただ、私がほしいサイズはありませんでした。(ホッ。)
↑編む時に引っ掛ける台も簡単に作ってみました。
さぁて、編む準備は整ったので、次はネット作りに挑戦です。
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