小屋づくり 12 壁を張る

小屋づくり

 外壁を張っていきます。まずは、雨風が入ってこないように透湿防水シートを張ります。この透湿防水シートはその名の通り、湿気は通すが、水や風はブロックしてくれるという高性能のシートです。このシートではなくて、屋根を張った時に余ったアスファルトフェルトでもいいかと思いましたが、今後の小屋の発展性も考えて、このシートを張ることにしました。50m巻きで4000円ほどでした。タッカーという強力なホッチキスで打ち留めていきます。雨水が中に入ってこないように下から上にと順番で張っていきます。一人で張りましたが、こういった作業にはもう一人いると格段に楽で正確に出来ますね。ヤツを呼べばよかったかな。

 まだシートが張られていないところが少し残っていますが、全面にシートを張りながら胴縁(どうぶち)という木材も打ち付けていきます。この胴縁が、壁を張る下地になります。21mm厚の45mm幅の胴縁にしました。

 ぐるりに胴縁を張りまわしたので今後は多少の強い雨風が来ても張ったシートが飛ばされることはないでしょう。これで作業をゆっくりやっても大丈夫です。

 窓周りに外壁とアルミサッシの出の差を整える(面合わせ)ための木材を張りました。最近の窓は半分外に飛び出しているサッシがほとんどなのでこんなことしなくてもいいのですが、解体する家から取って来た古いアルミサッシの窓なので、外壁と比べると引っ込んでいるようになっているのです。外壁との面合わせの関係でこういった作業が必要になりますが、これはこれでデザインのポイントになっていいのではないかと、プラス思考で作業します。

 さて、外壁を張っていきますが、入り口の面は木材を張ることにしました。120mm幅の野地板に相じゃくり加工をして、長もちする為とデザイン的にと2つの意味で塗装していきます。今回の色は、メイプルにしてみました。茶色の濃い色もいいかなと思ったのですが、それは次回のメンテナンスで塗る時にすればいいかということで、今回は薄目の色にしました。でも、なかなかいいですね。この色。

 板は縦張りにしています。板を張りながら、ガラスブロックで作った明り取りの窓は入り口横に縦で入れた方が良かったんじゃないかなぁ~。という思いも少し出てきましたが、これはもうアフターフェスティバル。やり直すほど強い思いではありませんのでもういいでしょう。なんだかんだで思いつきの行き当たりばったりで作っているのが原因ですね。

 外壁の横側面はガルバリュウムの角波板を張ります。屋根は波板で張りましたがが、側面は変えて角波板にしてみました。

 外壁のガルバリュウムを張るのに防水を考えてパッキン付きのネジで留めていくことにしました。↓このネジ高いです。90本で1300円ほどします。180本ほど使うので2600円。長い目で見れば、まぁ、いいかと思いましたが、実際に張ってみたら、パッキン無しのネジでも水が壁の中に入ってくることはないと思いますね。これから同じような作業をする人にアドバイスをするなら、パッキン付きである必要はなし。

 窓の部分を張るのにサイズに合わせてガルバを切り出します。金物用の刃を付けたグラインダーを使って切りました。薄い板なのでサクサク切れますが、火花は派手に散るのでゴーグルなどの保護具は必須です。

 外壁を張るにあたって、窓周りには雨仕舞の為と、見栄えの為に自作の見切り金物を付けました。

 屋根の雨仕舞の為の金物を作った時と同じように、ガルバリウムの平板から10cm幅で切り出して作っていきます。

 平板を折り曲げてコの字の見切り金物を作りました。上手に出来ました。

 明り取りの縦窓の周りにもぐるりと見切り金物を取り付けました。こういった金物も自分で作れば、既成の金物の1/5以下の価格で出来ますので、おススメ。ただ、売っているものほどのクオリティーにはなりませんけどね。まあ、そこは自分次第。

 外壁を張りました。一気に完成感が出ました。

 こう見ると素人の割にはいいのが出来たなぁと思えますね。これを見ながらまた晩酌ができるなぁ。

 外壁が完成したように書いていますが、実はまだ裏面を張っていなくて、そこはガルバにしようか、木でいこうかまだ迷っているんです。デザイン的には木かなぁ~とも思いますが、耐久性を考えたらガルバかなぁ~とも思います。かかる経費的には、若干、木の方が安いのですが、う~ん、悩みどころです。・・・こうやって悩むのも楽しいですね。

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