小屋づくり 11 社会の窓

小屋づくり

 明り取りに窓を付けようと思います。ラグビーの後輩でもあり、私の家を建ててくれた建築会社をしている友人に、「今度壊す家があったら、そこからサッシ取っていい?」って頼んでいたんですが、最近、そんな家が出たということで、古いサッシをもらってきました。ありがたや、ありがたや。

 だいぶ古いサッシなので汚れていますし、ガラスを挟むパッキンも硬くなっています。ばらしながら掃除して、ガラスのパッキンも変えていこうと思います。ガラスを挟むパッキンのことをグレチャンというようです。

 サッシのネジを外してばらしながらガラスを外しておいていたのですが、間違っても踏んだら駄目ぞ!と自分に言い聞かせて注意していたのですが、ちょっと他のことに気を取られていたら、つま先に嫌な感触が・・・。ああぁぁ~。自分が嫌になりました。ガラス踏んだら駄目だぞって自分に声を出して注意してたのに!ちょっとダチョウ倶楽部を地でいってしまいました。歳取ったからかなぁ。

 はぁ~あと少し落ち込んだ後、気を取り直して、割れたガラスのサイズを測り、近くのガラス屋に買いに行ってきました。ついでにグレチャンも買ってきました。ガラスだけなら高くても3000円くらいのもんだろうかと思っていましたが、結果は6000円もしました。取り直した気分もここでまた少し落ちてしまいました。一踏み6000円は痛いのぅ。

 ガラスにグレチャンを嵌めていきます。角はこういう切れ目を入れて曲げます。

 特に難しいこともなく掃除の済んだサッシに取り付けが出来ました。割と簡単でした。今後、ガラスが割れても自分で交換することが出来ますね。そう思えばガラスを割ったのもいい経験だったと思え・・・ないっ!ガラスを割らなくてもグレチャンの交換だけでこの経験は出来たのに!

 古いサッシなので、アルミ肌に少し膨れなんかや傷があります。塗装してごまかそうと思います。アサヒペンの油性高耐久鉄部用のつや無し黒を塗ることにしました。

 塗料が原液では少しもったりしているので、1割ほど薄め液を入れて柔らかくして塗ると塗りやすくて良かったです。結構いい感じになりました。5m離れてみれば新品同の仕上がりです。

 窓を入れるための窓枠を付けました。そこにおまじない代わりの防水シートを張りました。余ったアスファルトルーフィングで作りました。雨仕舞の一環です。

 窓を嵌めて、水平垂直を取って固定しました。建物自体がおおむね水平垂直が取れているので楽に出来ました。写真で見ると新しいサッシに見えますね。艶消しの黒で正解だったな。

 もう一つ、明り取りの用にもらってきたガラスがあります。これは、行きつけの床屋が改装工事をやっていたのですが、その時の仮店舗についていたガラスです。仮店舗を壊すっていうから、ガラスいらないんだったら頂戴って言ったら、くれました。1790×590のペアガラスです。こりゃ、買ったら高いな。いいものをもらいました。ありがたや、ありがたや。

 このガラスに枠を付けようと思います。適当な木材に溝を切ってそこにはめ込んで固定しようという算段です。この頃になると木材加工もだいぶ慣れて、だいたいイメージ通りの物が作れるようになってきました。

 ガラスと、枠の準備が出来ました。組んでいきます。この窓は、固定窓で明り取り専用です。

 組みました。ガラスと木材を嵌めている部分にコーキングをしたらほぼ出来上がり。
ただ、このガラスは少し大きすぎて、この建物に横向きでは入る場所がないので縦に入れることにしました。少しイメージと違いましたね。まぁ、いいでしょう。

 さっそく窓を固定します。これだけの広さがあれば昼間はかなり明るいでしょう。

 窓を付けたら壁を張る準備のために間柱を入れていきます。筋交いがあるので、干渉しないように間柱を加工します。

 間柱を455mmピッチで入れてい行きます。筋交いを入れるのと一緒にやった方が効率的でしたね。まあ、でも手間がかかるだけで何とかなるもんです。自分でやるなら時間はかかっても工賃はタダですからね。

 そうこうしているうちに年を越しました。令和7年、明けましておめでとうございます。本年も皆様が良い年でありますよう、草葉の陰からお祈りしております。

小さな門松を作りました。竹が笑っているように切ったのがポイントです。

 さて、まだ明り取りを作ります。入り口の上に付けようと思います。薄暗い空間にしたくないのです。屋根に穴を開けて明り取り(トップライト)を作ろうかとも考えましたが、夏には耐えきれないほど暑くなるのが容易に想像できるのでやめました。
 思案した結果、入り口の上はガラスブロックを使うことにしました。厚みがあるので断熱にもいいと思いますし、6個で4000円ほどで手ごろでしたので採用です。

このガラスブロックは19cm角で厚みは8cm

 ガラスブロックは真ん中の部分が少し凹むような形になっていますので、そこに専用のスペーサーを挟んでセメント等を流し入れてガラスブロック同士の固定とピッチの一定化を行うようですが、今回は強度のいらない窓ですし、自己流で大丈夫だろうということで完全に自己流でいきます。

  まず、ガラスブロックを収める枠を作ります。10.5cm幅×3cm厚の間柱の余りを使います。スペーサーは12mm厚のべニヤ板を5cm幅に切り出し使うことにしました。このガラスブロックの凹みには12mm厚の5cm幅がいい感じとの判断です。

 ガラスブロックの間に入れるスペーサーも同じサイズのべニヤを切り出して使います。仮組してみます。

 仮組してみたところです。うん、大丈夫そうですね。いい感じなので本組しましょうかね。

 シリコンシーラントを接着剤として使おうと思いますので、ガラスブロックに養生の為のマスキングテープを貼っていきます。今日は特に寒い日だったので、あったかいところでこの作業をしようと、風が無くて日当たりのいいところを探して日向ぼっこしながらやっていたら寒いのに顔はバッチリと日焼けしてヒリヒリします。

 枠とガラスブロックとスペーサーにシリコンシーラントを塗りながら組んでいきます。途中でシリコンシーラントが足りなくなって急いで買いに行ったのは想定の範囲内。

 ガラスブロックと枠の隙間にも充填して仕上げます。仕上げは指でなぞって綺麗にしました。知ってるかもしれませんが、指って便利ですよ。

 少し時間を置いてマスキングを剝がしました。完全に固まるとマスキングテープをうまく剝ぐことが出来なくなるので注意ですよ。

 出来上がりました。ガラスブロックってなかなかいいですね。これを入り口の上に入れていこうと思います。

 所定の位置に嵌め込みました。いいサイズ感です。

 中から見るとこんな感じになりました。いい明り取りです。

 三方から明かりが取れるように窓も入れました。間柱を入れて、何とか外壁を張る準備が出来ました。壁さえ張れれば中の造作を作るのに冷たい北風に吹かれなくても済むので早く張ってしまいたいなぁと、思っていますが、もうここまで来たからぼちぼちやろうぜという自分もいます。う~ん、ぼちぼちかなぁ~。

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