船竿直し

船釣り

 船竿のガイドが壊れたので直します。
曲がりの調子も良くて気に入ってたカワハギ竿(黒色)なんですが、ガイド(糸通し)の部分と竿先が壊れていたので、使わなくなっていました。もう一つの銀色の竿もガイドが壊れて使わなくなっていましたが、捨てるのにはもったいないと思って直すことにしました。

↓先端の部分が折れていましたので、ここは折り取ってしまうことにします。

 折り取った所についていたガイドやボンドの部分をキレイに取り除きます。

 綺麗にして直径を測ると2mm弱でした。このパイプサイズのトップガイドを購入します。リングの外径は6mmのサイズにすることにしました。

 ↓トップガイドとほかの部分のガイドも購入しました。この他、折れた部分のガイドも再利用して使うことにします。

 ガイドは2液式のエポキシボンドで着けます。100均の10分硬化型です。A液とB液の同量を取り、しっかり混ぜ合わせて使います。

↓とりあえずトップガイドを付けました。ボンドが硬化する前にしっかりガイドが他のガイドと真っ直ぐになるように合わせておきます。こういう作業をする時は、10分硬化型のボンドは硬化の時間が短くて使い易いですね。

 ↓補強のために補修糸を巻いてその上から更にボンドで固めておきます。

↓途中のガイドも壊れていたので交換です。ガイドの中の糸への抵抗を少なくするリングが抜けてしまっています。

 ガイドの取り方は、ガイドが付いている部分をライターの火であぶって、その部分を軟化させて取り外します。焦げる手前くらいでカッターの刃を入れて取り外します。

 ↓取り外しました。カッターの刃で竿の軸には傷を入れないようしなければなりません。竿自体に傷が入ると、そこが折れる原因になってしまいますからね。

↓これはもう一つの竿を直しているところですが、ガイドの金具の部分にカッターの刃を当てるといいですね。

 新たにガイドを取り付ける部分をキレイにしたら、ガイドを付けていきます。ここもエポキシボンドをちょんちょんと付けて。ガイドを仮固定します。

 ガイドの仮固定が出来たら、補修糸をしっかりと巻いていきます。いい具合に巻き終わったら、ボンドを付けて完了です。

 もう一つの竿の方も直します。ここは、金の下地糸を持っていたので、それを巻いた上にガイドを置き、さらに補修糸で固定しました。

 巻き終わったら、ボンドをしっかり付けて完了です。今回使ったボンドの硬化時間は10分となっていますが、ほんとの強度が出るのは少なくとも24時間は見といた方がいいですね。

 竿仕上がりました。黒い方の竿は5cmほど短くなってしまいましたが、まあ、いいでしょう。

 モチベーションも上がってきたので、久しぶりに船釣りに繰り出しましょうかね。カワハギ狙いでいってみます。

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