木こりのろうそく

DIY

 倉庫の前に邪魔になる杉の木があるので前々から切ろうと思っていたのですが、いよいよ切り倒します。矢印の2本の木です。
 この杉、1年ほど前の夏の頃に表皮をはがしておいたので、もう枯れて乾燥まで済んでいる状態です。夏のころは水を吸い上げているのでバナナの皮をむくように簡単に皮がむけるんですよね。簡単に皮がむけるなんてうらやましがる人もいるかもしれませんね。
 さて、この枯らし方を「巻き枯らし」といいます。立ちながらじっくりと乾燥させるので、中身が綺麗です。

矢印の2本を切り倒します。

 切り倒しました。乾燥しているので狙った方向に軽い感じで倒れてくれました。

 切り倒した木を玉切りします。大体30cmほどに切りました。切り口を見ると、十分に乾燥していて、芯と周りのコントラストもきれいに残っています。板に加工すればよかったかなと少し後悔しました。笑。

 今回は、この杉で、「木こりのろうそく」を作ってみようと思います。ログトーチとかスウェーデントーチとも言いますね。
 それでは家に持ち帰り、加工します。ドリルに25mmの刃を付けて穴を開けていきます。縦と横に穴を開けて、穴がL字につながるようにします。

 作ってみましたが、穴の大きさはもう少し大きくても良かったかもしれませんね。35mm径の刃もあるので今度はそれでやってみましょう。

 とりあえず、3つ作ってみました。たったこれだけですが、とりあえずこれで完成です。「木こりのろうそく」の完成!

 それでは一つ試してみます。
 割りばしに火をつけて縦穴に入れます。もうこれだけで火付けはOKでした。この仕組みは、下の横穴から空気を吸って、縦穴が煙突の役割でどんどん燃えてくれます。そしてこの木自体が燃え出して後は燃え尽きるの見ているだけです。自燃型ロケットストーブですね。

 この材は特に乾燥しているのですぐ着火して安定して燃えてくれました。巻き枯らしの産物ですね。

 この火を利用して調理も出来ますね。フライパンやポットを載せて使うとよさそうです。キャンプなんかで重宝しそうですね。そして、この「木こりのろうそく」は安定して燃え出すと煙がほとんど出ないのもいいです。

 ↓これぐらいの燃え方だと素手で持っても大丈夫です。

持って動かしたら火が消えてしまいましたが、下の穴に息をフーフーしたらすぐに燃え出しました。

 この木こりのろうそくを調理なんかにも使おうと思ったら、上の面に十字に切れ込みなんかを入れて空気の通り道を作るとより使い易くなると思います。
 また、縦穴の上部に小さな横穴をいくつか開けてやると2次燃焼を促してより強い火力が得られるかもしれませんね。
 作りながらいろいろとアイデアが浮かんできます。こういうのが楽しいですよね。まだいっぱい材料があるので、いろいろ試したいと思います。そして、キャンプ好きの友人に売ってぼったくろうと思っています。

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