前回からの続きです。
今度は、キャブの汚れを落としていきます。
キャブは精密部品ですので出来るだけ傷が入らないようにしながら汚れを落とさなければなりません。
ですので、洗浄は部品の漬け置きか、やわらかいブラシでゴシゴシ、もしくはその両方ですね。細い針金を使うこともありますが、出来るだけ使わない方がいいですね。交換する部品が無いときだけと思っていた方がいいです。
↓キャブなんかの清掃にはこのケミカルが一番いいですね。エンジンコンディショナーですが、キャブクリーナーよりはるかに強力です。最近はコレばっかり。泡状でしっかり汚れにくっ付きますよ。
キャブ内部のジェットを取り外して現状チェックです。さて、どんな番手のジェットが付いているかな?
チェックしました。MJ(メインジェット)は#170、SJ(スロージェット)は#42、ニードルはN72vが付いていました。この内容から見ると、90年代中期頃のスポーツスターに付いていたキャブではないかと思います。私のバイクにはちょっとセッティングがあわそうなので、ジェットは数種類注文することにします。
↓ニードルにはN72vの刻印があります。ちょっと薄めのセッティングのニードルのようです。ワッシャー1~2枚ほどかませて、濃くする方法もあるようなので、セッティングの時には試してみましょうかね。・・・・いろいろ調べたところ、CVキャブのセッティングは、ニードルが肝となるようです。そこで、「このニードルがベストだ!」というの見つけたので海外のショップに別途注文しました。
とりあえず、今あるジェットをケミカルに漬け置きして歯ブラシでゴシゴシと穴のつまりが無いように清掃です。小さな穴には歯ブラシの極細毛先は優秀ですね。
それから、キャブの穴という穴にエンジンクリーナーを吹き込んで、清掃を兼ねた詰まりがないかの確認もしました。大丈夫そうですね。
せっかくバラしているので、ダイヤフラムの点検とリフレッシュを行っていこうと思います。
ダイヤフラムはこのCVキャブの重要な部品の一つで、この膜が破れていると大気圧をうまく利用したこのキャブが機能してくれませんので、しっかりと見ておきます。
↓破けてはいませんが、ゴムの部分が少しダルくなってきているようなので、リフレッシュさせます。何をするのかというと・・・
↓湯がいちゃいます。水を沸騰させて、そこに5分ほどドブン。「ああ、いい湯だなぁ~」というダイヤフラムの声が聞こえたような気がしました。・・・ちょっと病院に行ってきます。
↓湯がき後です。ゴムの張りが戻りました。この方法はなかなかいいですよ。やっぱり新品に替えるのが一番でしょうけど、まだまだ使えそうだったので、リフレッシュさせてもう少し頑張ってもらいます。
↓キャブの清掃もあらかた終わったので、チョークの取り回しをしていきます。今回は、後の画像に出てきますが、キャブの下の方にノブを持っていこうと思います。その為の金具が↓コレですね。
↓チョークはこのように取り回しました。あと、アイドルスクリューも取り付けました。
とりあえずキャブを組んでみましたが、注文したジェット類が来たらまたばらさないといけませんね。
ちなみに、MJは#165、#175、#180、SJは#45、#46、#48を注文しました。そして、ニードルは、欲しかったものが国内になかったので、海外のショップに注文しました。部品代より送料の方が高いっていう何ともモヤモヤ感のある注文になりました。注文に際して、学生時代から英語は得意だったので、
ホワッツ ハプニング? アイ アンダスタンド デンキスタンド ガソリンスタンド.アイキャン スピーク イングリッシュ.イズ ディス ア ペン? ノー? ブック? ドントウォーリー ドントウォーリー ウォーリーを探せ!
まあ、今回は、グーグルの翻訳機能にお世話になりながら注文しましたが、何とかなるもんですね。いやぁ、便利な世の中です。グーグル先生いつもすいません。
コメント