稲を見に行ったついでに時間もあったので、久しぶりにウナギでも捕ろうと思い立ち、近くの川で置き針をしてみることにしました。
↓まずは餌を捕まえるところから。カンタロウミミズ(メタリックの深紫色の渋いアイツ)がいたならそいつが一番いいのですが、8月も終わりのこの時期はとんと姿が見えません。ですので、近くの川で小魚を釣って餌にします。30分ほどで10cm無いほどのハエやアブラハヤを10匹ほど確保しました。これはこれで楽しい。
↓その餌を持って、私の田んぼから車で10分ほどのところにある川に行きます。山の中の細い川ですが、ここ2~3日ほどいい量の雨が降ったのでちょっと水嵩が増して少し濁りが入っています。いい条件です。
ウナギの置き針をするときで、餌に魚の生餌を使うときには、餌のつけ方にちょっとポイントがありますので紹介します。
今回の仕掛けで、私はウナギ針を使っていますが、これは、自分の好きな針でいいと思います。チヌ針なんかでもいいと思います。私は、ちょっと太すぎる感じがしますが6号ほどの太さのテグス使いました(持ってたから)。テグスは4号ぐらいのちょっと太めがいいですね。結構、ウナギに切られることが多いので。テグスの長さは1m以上は取っています。それにタコ糸を継ぎ足して使っています。タコ糸がショックアブソーバーの役割をしてくれてちょうどいいのです。それに目立ちますし。
↓それでは餌のつけ方紹介。まず、細め(2~3mm程)の竹の枝を準備します。その枝を竹やり風に斜めに切っておきます。針を結んだテグスの端末を竹の穴に入れます。テグスの端末は竹の中に5cm程は入れたいところです。
↓餌の魚の口に、テグスを挿し込んだ竹の枝をやさしく入れて、できるだけ内臓を傷つけないようにやさしく探りながら竹をお尻から出るようにします。魚の口から上手く腸に入ると竹がスーっと通ります。
↓お尻から出た竹の先からテグスを抜き取って、竹はやさしく引き抜きます。すると、テグスだけ残ります。魚をやさしく針のほうに移動させて、針を飲み込ませます。
↓糸を引っぱって、針も口の中に入れてしまうと針の先だけが口から出た状態になります。
このとき、もちろん魚は生きています。この一連の動きをサッサッと早くやって、水につけてやると魚は元気に泳ぎます。ポイントは素早く、やさしく、魚をきつく握らないことです。
↓準備した魚の生餌を仕掛けていきます。赤丸のあたりに仕掛けています。生餌を使うと、カニやエビに餌をとられることが少ないです。
↓流芯から外したちょっとよどむようなところもねらい目です。
↓ちょっと深くなったところも攻めてみました。
全部で10箇所ほど仕掛けてみました。一晩置いたら朝早くに引き上げに行って見ます。
そして次の日
わくわくしながら寝て、朝早く起きて仕掛けを引き上げに行ってきました。
↓日は出ていますが、川沿いはまだ薄暗いです。仕掛けの途中にウナギ以外では動かせないくらいの石を結びつけています。
↓石が動いていないところを引き上げてみると綺麗に餌がなくなっています。これは、餌が死んでそれをエビやカニに食べられたかな。
↓この仕掛けは、まだ元気に泳いでいました。慈悲の心で逃がしてあげました。
↓空振りが続く中、5つ目の仕掛けを見てみると!!!!糸がピーンと張っています。おっ!これは!と引き上げてみると・・・
↓糸を引っ張ってみても抵抗がありません。引き上げてみると・・・、針が外れていました。糸の太さに対して針の軸がちょっと細かったんですよね。しっかり結んでいたつもりでしたが・・・。ウナギに逃げられましたね。残念っ。
↓その次の仕掛けも!糸が張っています。しかしながら心ときめかせて仕掛けを引き上げてみると何も付いていませんでした。仕掛けの途中にコブシ大の石をつけているので、この仕掛けを引っぱれるのは、この川ではウナギしかいないと思うのです。ここも逃げられてしまいました。残念無念。
↓最後の仕掛けを引き上げてみると、あれ?餌が大きくなってる!なんと、ハエでハエが釣れました。ワンサイズアップ。ってこの魚はイラネ。
↓仕掛け回収しました。乾かして再利用です。また近々に仕掛けにいこうと思います。リベンジです。
今回のウナギの釣果は見事にボウズ。ウナギ食って元気だそうと思ってたんですが、お預けとなりました。
10本の仕掛け中、ウナギらしき跡があったのが2本、餌がなくなっていたものが4本、餌が元気に泳いでいたものが3本、魚が釣れていたものが1本の内訳です。
もっと広範囲にせめて次こそは釣ってみせます。今年の禁漁までに。
コメント