竹で渓流ロッドを作る 2(グリップ作り)

竹竿作り

 ①杉から円筒状に切り出したグリップにビズとエポキシボンドを使って鹿の角を取り付けました。
 ②硬化後にヤスリを使って形を整えました。

 ③④は形成後になります。握り心地が少し太いような気がしますが、良い様な感じがするのでこれでいってみようかと思います。駄目だったら削り直せば良いですし。

 ↓オイルステインを使って着色しました。

 グリップエンドに付けた鹿の角の中は、少しスカスカしているのでエポキシボンドを充填します。

 竹竿を入れる穴を慎重に開けていきます。小さな径のドリルから開けていき、少しずつ穴を広げていきます。真っ直ぐ入るよう注意しなければなりません。

 グリップの部分に「木固めエース」を塗っていきます。塗るといっても、ビシャビシャと浴びせかけるようにして、木に染み込むようにたっぷり塗ります。しばらく(2~3分ほど)すると木の表面にぷつぷつと吸い込まれた塗料が浮き出てきます。それを布でふき取ります。何度かふき取りを繰り返して出てこなくなったらOKです。

 「木固めエース」は、木材の中に含まれている水分と反応して硬化します。木材自体が強化されるとともに、防水効果も高いです。無害で木の皿などの食器関係やおもちゃなどにも使われているようです。

 ロッドとグリップの部分を試しに合体させてみました。
持ってみた感じのバランスは悪くないと思います。リールシートを付ける事を考えたら、もう少し細くてもいいかなぁ~と迷いが出てきました。

 まだ、材料はいっぱいありますので、細いのは別に作ることにします。

 ↓今後の作業に使う道具です。作業は、リールシートとガイドの取り付けです。すべて取り付けた後、仕上げの塗装は人工漆の「カシュー」を塗っていくことにします。

 ↓ガイドは6個でいこうと思います。竿の長さが約160cm位ですのでいけると思います。ガイドの画像、ピンボケですいません。
 ガイドは、フジガイドをネットで購入しました。ガイドはほぼ、フジが独占状態ですね。今回、チタンガイドを奢りました。とても軽いです。6個で5000円ほどしました。いいものはいい値段です。

 参考にする人もいないかと思いますが、一応、ガイドの詳細を・・・
①T-FST 5-1.5(リングサイズ5mm、パイプ径1.5mm)
②T-LSG 5(リングサイズ5mm)×2
③T-ATSG 8(リングサイズ8mm)
④T-ATSG  12(リングサイズ12mm)
⑤T-ATSG  20(リングサイズ20mm)

 今回はここまでです。次回は、リールシート、ガイド取り付けをやっていきたいと思います。
 乞うご期待。

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