タンクの中も、気になる様なサビは無く、ガソリンも劣化はしていましたが、腐っているまでは逝っておらず、一安心でした。燃料コックからガソリンを抜いたあと、どうしても残ってしまう分を、スポイトで吸い取りました。これでタンクはスッカラカンになりました。燃料コックも異常なしでした。
キャブレターを外して、清掃がてらにジェットのつまりなどを見ていきます。キャブのガソリンもドレインから抜きました。
燃料ホースが固着していましたが、そのほか、ネジをかじることも無く無事にキャブを取り外せました。
キャブは、「S&Sキャブレター スーパーEショーティー」です。
このキャブはアクセルを開けた分だけ素直に反応してくれますので、気持ちが良いです。低回転が弱く、ドコドコ感は薄いといわれますが、普段使いやツーリングなんかで長距離を乗って走っても飽きのこない乗り味でいいキャブだと思います。
このバイクに乗り始めたころは、SUキャブだったんですが、そのキャブよりこっちの方が私には合っていると思います。あくまで私にはですが・・・。
↓予想に反して、キャブの中は、かなり綺麗でした。ジェットや穴にパーツクリーナーを吹き込んで、詰まりの確認をしてみましたが、すべて綺麗に開通していました。ジェットの詰まりを予想していましたので少し肩透かしです。うれしい誤算というヤツですね。
メインジェットは「70」の刻印があります。これは、今後のために覚えておきましょう。以前乗っていた時には何の不具合も無かったので、この番手で良いと思いますが。
中の掃除をして組み直し、外回りの汚れ落としも終わりました。元に戻しただけですが、なぜか性能が上がったような気分になっています。注油もしましたので、各部の動きもスムーズになりました。
アクセルワイヤーの太鼓部分のチェックです。ワイヤーの油分もあって、痛み、ほつれもありません。まだまだ使えそうです。
元のように組み付けました。キャブの固定も、振動の多いエンジンなので、ネジが緩まない様にと馬鹿力で締め付けてしまうと、ボルト穴を傷めてえらい事になりますので注意が必要です。えぇ、経験済みです。高い授業料を何度か払いました。適度な力加減が肝心です。トルクレンチも持っていますが、使えない場所も多いんですよね。
タンクとキャブの清掃とチェックも終わりました。新しいバッテリーも届いているので、組み付けて、燃料を入れたらエンジンもかかると思います。
コツコツ仕上げて、とりあえず車検を通して、細かいところは乗りながら整備して行こうと思います。
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