今年も作ります。昨年のカラスミが好評につきまして、また作る時は声を掛けてくれというリクエストがありましたので、今年は昨年から2キロ増しの6キロのボラの卵を購入しました。
今年もオレンジ色の新鮮なボラの卵が友人の魚屋から届きました。この時点でいいカラスミが出来ることが確定したようなものですね。魚屋の友人曰く、この時期は産婦人科に職業替えだそうです。
卵をたっぷりの塩に埋めます。6キロの卵に塩も6キロ使いました。ここは特に難しく考えずしっかりとした塩漬けが出来ればいいですね。塩も特別にいいものでなくても良いと思います。私は100円ショップの塩を使っています。海水から作った塩でなかなかいいんですよね。
10日ほど塩漬けしました。しっかりと水分が抜けてカチカチです。
ここからが重要です。塩漬けにしたボラの卵を戻していきます。ここは水でも酒でも焼酎でもいいんですが、私は清酒で戻しています。カラスミ作りのポイントはここの戻しの塩梅だけですね。
たっぷりの酒を入れて2日ほど置いて様子を見ます。戻したボラの卵に若干芯があるかないかくらいがベストですね。また、戻した酒をなめてみていい塩梅だったら大体OKですね。ここが塩辛かったりしたら戻しがまだですし、薄かったりすると塩が抜けすぎですね。抜けすぎの方が嫌ですね。ですので、こまめに状態を確認するのが重要です。ポイントはここだけです。
戻しが終わったので干していきます。網に置くときに少し形を整えて置きました。乾き易いように開いて干します。陰干しがいいように思います。直射日光は表面の乾き方が早くて皮がボロボロになりますね。日陰でじっくり。
いい感じで干せています。最低でも1日に一回は焼酎をスプレーして表面と芯の乾きの差が出ないようにしています。なかなか手間がかかります。今年は20日間干しました。
乾しがもう少しで完了というところに来たら一度、煙をかけておきます。燻製というほどではなく、さらっと煙をまとわせておく程度です。温度をあげないようにして30分から1時間ほど煙します。
煙をかけた後、2日ほどさらに干して仕上げます。仕上がりの乾き具合と程よい薫香になって完成です。今年もいいものが出来ました。
今年は21腹分のカラスミが出来ました。欲しい人に分けたら、自分が食べる分は2腹しか残りませんでした。しかも小さいヤツ。
出来たカラスミでペペロンチーノを作りました。シンプルでありながら食べれば食べるほど食欲が増す旨さです。これ、無限に食べれますね。(※無限というのは比喩表現で決して無限には食べられませんのであしからず。)
ここで紹介したいのは今回使ったパスタ↓。このパスタ旨いですね。「もちっとおいしい」と書いてあるだけあってその通りに旨かったです。これ、おススメ。
今年も良いカラスミが出来ました。
ただ、もうこんなにカラスミ作るのもうめんどくさいなぁ~って少し思ってます。来年はどうすっかなぁ~。モチベーションが上がるような作り方考えようかなぁ。
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