屋根の野地板を張ります。下地兼天井板となります。12cm幅の野地板に鉋を掛けて、「相じゃくり」という加工を行います。溝切カッタ―という道具を使います。こういった道具も、一昔前の道具なのでオークションなんかで安く出ています。このカッターも送料の方が高いくらいで買いました。
↓相じゃくり加工とは、板の端を削って、段差を作って、板を継ぎ合わせるときに隙間が見えないようにする加工です。両端に溝を掘ります。この作業を約70枚。ほぼ、1日の作業でした。
相じゃくり加工が終わった野地板を張っていきます。今日は天気も良くていい気分で仕事が出来ます。
張り終わりました。天井が出来て、その下に入るとなんだか建物中にいるって感じが凄くします。安心感が出てきます。
↓屋根の下地兼天井です。相じゃくり加工をしたことによって、多少、板が歪んでも隙間が空くことはありません。これが天井になります。天井を見上げていると、地道に行った相じゃくり加工が実を結んで充実感があります。
↓野地板が張れたので、防水の為のアスファルトルーフィングを張っていきます。これを張れば、多少の雨が降ってきても大丈夫です。
アスファルトルーフィングが張れたら、屋根のガルバリュウム波板を張るための下地となる木材をうちつけました。垂木と同じ45mm角です。野地板と屋根の間に45mmの空間が出来ることになります。ここに空間を作ることによって夏場の断熱を狙います。断熱材を入れるといいのですが、いい値段がするので、涙を呑んで空気層の断熱でいくこととしました。
屋根を張るのに必要な水切り金物を作ります。屋根の端の雨仕舞の為です。専用の金物が売っているのですが、高いんですよ。ですので、ガルバリウムの平板を買ってきて作ることにします。一枚およそ2000円ほど。
平板から10cm幅に切り出して曲げていきます。ゴムハンマーを使うと綺麗に加工できます。両端を1cm折り返して、真ん中を90度の曲げます。
簡単ですが出来ました。たったこれだけですが、同じようなものを購入するとこれが一本1000円ほどします。自分で作ると1本200円ほど。やらない手はないな。
2000円ほどの平板から9本作りましたので、だいぶお安く出来ました。
↓屋根を張る前に、作った水切り金物を取り付けていきます。隅の雨仕舞と見栄えの良さを狙います。
さて、金物を取り付けたらいよいよ屋根張りです。ガルバリュウム波板を打ち付けます。薄っぺらい波板ですが、結構な強度があって、体重75kgの私が乗って作業しての変形することはありませんでした。
↓ガルバリュウム波板を張り終えました。このガルバリュウム波板はほんとにコストパフォーマンスが良くて、屋根にかかった費用は2万5千円ほどです。しかも、このガルバリュウム波板は何もせずに楽に20年程は持つようです。錆が出だしたら、そこで塗装するとさらに20年は持つとのこと。40年持てば十分だわ。こりゃいいわ。
屋根、佳境に入ります。屋根のてっぺんの棟を仕上げます。棟包金物を取り付けるための木材を付けました。
棟包金物を取り付けます。これはさすがに作れなかったので買いました。
棟の端はこうやって納めました。素人にしてはなかないい納めが出来たと自画自賛です。
棟が付いて屋根を張り終えました。なかなか立派でしょ。ホッと一息です。
屋根を張り終えることが出来ました。これで雨が降っても、もう大丈夫です。高所作業がひと段落付きました。小屋づくりのひと段落でもあります。さてこれからは壁なんかの作業に入りますが、雨が怖くないのでぼちぼち作れますね。
ああ、屋根が出来てほんとにホッと安心しました。屋根の上でひやひやしながら作業して、とても疲れたので少し休憩をします。
ああ、ビールが旨いわ!
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