小屋づくり 6 上棟

小屋づくり

 木材の刻みも終わったので、いよいよ建て方を始めます。土台を据えようと思うのですが、土台のブロックと木材の間に何か挟んで水分が上がってこないようにしたいと思いました。基礎パッキンというのもあるんですが、それを使うほどじゃないし、かといって何もしないと土台の木材がすぐに痛みそうだしで近くのホームセンターをパトロールして見つけてきました。

 レベルスペーサーです。こいつを敷いていくことにします。樹脂製で2mm厚。これで土台の木材に水は上がらないでしょう。屋根の下地に敷くアスファルトルーフィングを敷いてもいいみたいですが、こちらの方が長持ちだと思ってこちらにしました。1枚68円。200×100×2がサイズです。56枚使ったので3800円かかりましたが、まあいいでしょう。

 土台の木材を据えていきます。ボルトを通す穴を開けるのに難儀しました。初めは12mm直径のボルトに対して、15mmのドリルで穴を開けてみましたが、土台を微調整するにはちょっと穴が小さかったようなので、20mmのドリルに替えて再度穴あけして何とかなりました。

 無事に土台が座って少しホッとしました。今のところ一人でやっているので、作業に夢中になってつい画像を撮るのを忘れてしまいますね。あ、今シャッターチャンスだわと思い出しても、手を止めたくないので撮らなかったり。作業が終わって一息ついてから撮るので、肝心の一人でどうやっているかの部分が無いですね。笑。

 ボルトを仮締めしておきます。座金にボルトが少し当たるくらいに締めます。グッと力を入れて土台を押すと少し土台が動くくらいです。本締めは最後にします。締めるの忘れないようにしないといけませんね。

 棟になる継ぎ手の部分がちゃんとできているかを地上にて確認しておきます。高いところで修正するのは危ないし効率が悪いですもんね。この段階で微調整しておきます。基本的に微調整はオスを削ってやりますね。この継ぎ手だったらカリのあたりをコリコリとね。

 継ぎ手の部分はいい感じです。このあたりで抵抗を感じるので、この辺で仮嵌めはやめておきます。後は実際に嵌めるときにカケヤで叩けばギュッと入るでしょう。今、この段階でがっちり嵌めて外れなくなっても嫌ですもんね。

 土台に柱を挿しました。ほぞがちょっときつ過ぎて入らない部分はその場でノミで削って入れましたが、おおむねきっちり入ってくれました。支えが無くてもしっかりと自立してくれているので楽です。
足場を中に建てて梁や棟を組んでいきます。

 梁を掛けてカケヤで叩き込みます。ギュ、ギュッと少し抵抗がありながらほぞが入って行くのでいい感じで刻みは出来たようです。

梁を掛けて、束を立てていきます。ああ、家を作ってるなぁと感じます。楽しいですね。

 木材を足場に乗せては、私が足場に上がってを繰り返しながら組んでいます。かなりハードな上下運動です。気を抜くと落ちそうになるし、落ちたらケガする高さだしで緊張感をもっての作業が続きます。ケガしても趣味の作業では労災はおりませんからね。

 建て始めて半日ほどで上棟しました。すごい達成感があります。一人で何とかなるもんですね。でも分かったのは、助っ人がいたらほんとに楽ですわ。

 この後は、柱の垂直を見て、仮の筋交いを打ってしっかりとした形で固定します。その後に垂木を打って屋根を張っていこうと思いますが、今回はここまで。
あ~あ、疲れたぁ~。これを見ながら一杯やっかなぁ。

→次回  垂木、垂直出し、火打ち梁 へ

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