東屋(ガゼボ)を作る 4 屋根張り編

東屋

 屋根を張るための準備です。下地として40角の木材を600ピッチで打ちとめていきます。
ふと思いました。屋根を(はる)って、張る?貼る?のどっちが正しい?
 屋根なんかの場合は「張る」が正しいようですね。「貼る」の時は、糊や接着剤(粘り気があるもの)を使う時に使うようです。
 今回の屋根はコーススレットビズを使って張っていきます。

 屋根材は、値段、耐久性、施工のしやすさを考えて「ガルバリウム波板」を使いました。今回の屋根は縦が2400mmありますので、8尺(2438mm)の長さのもので継ぎ足すことなくカバーできます。ただ、屋根の横幅が2600mmあって、ガルバ波板1枚の横幅は655mmです。実際には山を重ねて使うので働き幅は600ほどになります。なので、4枚では足りず5枚ではちと多くあまりが出ます。波板は2山半以上を重ねて張っていくのがセオリーですので、今回は5枚の波板の重ね部分を多めにとって張っていくことにしました。1枚の働き幅が530mmほどになるように重ねて施工しました。

 本日、最高気温が36度程で、さらに屋根からの照り返しを受けながらの作業で滝のように汗を流しながらなんとか張り終えました。あまりの熱さに、作業終わりに水風呂に浸かったのですが、水に入る時、「ジュッ」と音が出た気がしました。ああ、気持ち良かったです。

 次の日です。今日は屋根と野地板の間が見えないように板を張っていきます。

 屋根と野地板の間をカバーする板を「破風板(はふいた)」といって専用の長めの材があるのですが、野地板の余りを利用しました。長さがちと短いので途中で継ぐ形となりますが、まあ、いいでしょう。
破風板を入れるとグッと見栄えが良くなりますね。

 屋根の上端には雨水が入らないようにカバーを付けました。ガルバリュウムの出隅を付けました。

 周りからの目隠しに、道路側の2面だけに1寸角の木材を縦に張ることにします。
これがなかなかの手間ですね。ただ、屋根の下での作業なので少しは陽が避けられてまだマシですね。

 1面張り終わりました。屋根の傾斜に合わせて木材を切ったのでその分手間がかかりました。
こちらの面の張りつけるピッチは、材と同じ1寸(30mm)ピッチとしました。

 もう1面は、同じ高さで仕上げればよかったので楽でした。こちらの面は1寸5分(45mm)ピッチで張り付けました。

 道路側から見るとこんな感じになりました。

ほぼ完成です。あとは、木材保護の塗料を塗ります。これはもっと涼しくなってから行います。

 この夏の僕の自由研究は終わりましたね。
今回のかかった費用は、ザッとした計算で、木材代が6万2千円、屋根代が1万円、その他の釘や金具、基礎台のなどもろもろで、2万8千円で、合計は、ほぼ10万円といったところですね。

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コメント

  1. くまのタカさん より:

    立派なモノが建ちましたね!
    新築祝いをやりましょう!
    餅まきもお願いします!

    • もけけ もけけ より:

      先日、台風が来て、風で飛んで行きやしないかと肝を冷やしましたが、台風が去った後も変わらぬ姿で建っていました。一安心でした。新築祝いは、もう一棟建てる予定がありますのでその時にでも。