通勤快速号として往復26kmを快適に走っていたのですが、フロントフォークからオイル漏れが始まってしまいました。よく見ると、滴るほど漏れてます。それも両方とも。
オイルシールの交換が必要ですね。ジャッキアップしてフォークを外します。ジャッキアップのためにマフラーを外しました。ちょっと手間がかかります。マフラーのガスケットも交換です。
インナーチューブを観察してみると、ポツポツと錆があります。これがオイルシールに傷を入れましたね。長期放置の賜物ですね。やっぱり機械はいつも動かして何ぼです。
フォークを外してオイル抜きです。オイルはこないだ替えたばかりなので綺麗です。もったいなかったなぁ。でも、再利用するほどでもなぁ。
オイルを抜いて分解したら、オイルシールを外していきます。専用工具は持っていないので、養生しながらドライバーを使って外しました。コツは、徐々に位置を変えながらシール全体を少しづつ外していく感じですね。栓抜きのように簡単にスポーンとは抜けませんね。これは、ハーレーの時に学びましたね。
新品のオイルシールを付けます。
ホンダの31φの汎用(はんよう)オイルシールを購入しました。
オイルシールを装着していきますが、斜めに入らないようにしなければなりません。ハーレーのリアアクスルのボルトに使う30mmのソケットがちょうど具合がいいので、これを使って打ち込みます。斜めに入らないようにしながら打ち込んで、しっかりした手ごたえが出て、詰まった音がしたら装着OKです。
オイルシールを打ち込み、ストッパリングをつけたらダストシールを取り付けます。ダストシールは手で簡単に付けられますね。
シールの交換も終わったので、インナーフォークやスプリングを入れて組み込みますが、少しでもすべりが良くなるようにベルハンマーを塗布しておきます。初期の潤滑に有効だと思います。フォークソケットボルト(インナーチューブとアウターチューブを抜けなくするためのボルト)の締め込みはインパクトドライバーを使いました。
規定量のフォークオイルを入れます。174±2.5ccです。
フォークのトップキャップは車体に取り付けてから閉め込んでもいいのですが、万力で挟んで先に締めてしまいました。この方が楽だったので。
フォークを取り外すにあたり、車体をジャッキアップするのにマフラーを外したので、これを取り付けなければいけません。たいして難しくはありませんが、ガスケットの交換が必要ですね。
↓マフラーを取り付けるここのボルトはなめてしまったりすると面倒なので、スレッドコンパウンド(銅入りグリス・熱に強いグリス)を塗っておきます。
新しいガスケットはやっぱり厚みが合ってシールする力が強そうですね。使用済みの方はもう、ただのワッシャー状態ですね。再利用は厳しいですね。
↓ガスケットの交換前と交換後です。
ササッとフォークもマフラーも取り付けました。フロントフォークのオイル漏れもマフラーからの排気漏れも無し。修理完了!
これで通勤快速号復活です。梅雨が明けたら、また元気にこいつで通勤再開です。朝の涼しい時間を楽しみますよ。
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