竹で渓流ロッドを作る 4 第1号 完成!

竹竿作り

 ガイドをどのスパンで付けようかと試行錯誤しましたが、↓このような位置としました。節を避けながら、なるべく曲がりがいいように調整したつもりです。さてさてどうなることやら。欲を言えば、ガイドは6個ではなく7個の方が良かったような・・・。

 真っ直ぐ通るようにガイドを置いて見ます。マスキングテープを使っての仮止めです。

 マスキングテープの仮止めから、スレッドにてしっかりと巻き締めて固定しました。この上にボンドをさらに流し込んでもいいのでしょうが、繊細さがなくなりそうなので、糸締めのみでいきます。後に竿の表面を塗装しますので、その分で、糸が解けて来ることが無い程度には固まります。

 グリップとロッドを合体させました。こちらはエポキシボンドにてがっちりと接着固定です。真っ直ぐ入るように慎重に進めました。
 現在2本の竿を平行して作っています。
 左の短い竿(グリップこげ茶)の方が固め(反発が強い)で右側の方が軟め(しなやか)です。
 こげ茶の方はまだガイドをつけてなく、未塗装です。もう一度火入れをします。
 グリップはどちらも杉材です。そのため、軽くて丈夫に出来たと思います。

 2本の内の1本、長い方は完成しました。↓全体を見るため、画像つなぎ合わせてみました。竿をきれいに撮るってむずかしいですね。

 ↓この竿の全長は185cmです。第1号です。何か名前をつけないといけませんな。 もう一本の方は170cmの長さで作っています。

 グリップの持ち具合は上々です。竿のバランスは、リールシートのちょっと前で釣りあう具合です。気持ち前下がり気味です。もう少し、リールの根元でも良かったのかもしれません。

 ↓曲がり具合です。下においてあるゴルフクラブのグリップ部分にラインを結んでいます。クラブが少し持ち上がるくらいでこの曲がりなので、とてもいい具合だとニンマリしています。大きなヤマメも対応できると思います。

 しなやかさと、強さを兼ね備えていて更に軽い。竹は理想的な竿の素材ですね。まあ、理想的な竹材はなかなか無いですけどね。偉そうなことを言ってますが、私、初心者です。もっと経験を積んで、もっといい竿が作れるように、竹を取りためていこうと思っています。こう考えると、当たり外れのないカーボンやグラスってすごいですね。

 もう一本の完成を待って、筆卸にヤマメ釣りに行こうかと思っていましたが、早く行きたくてウズウズしています。近々行くと思います。だいたい、こうやって浮ついてる時は、車に竿を載せる時にポッキリと折ってしまいがちなので気を付けなければなりません。
 まさか、期待してる?

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