私の祖母から連絡があり、気候(4/26)もいいので、山を案内してやるから来いという連絡を受け、所有している山を見せてもらいました。将来的には私も一部を相続する事になりそうだからです。
いい天気でした。若草萌える山々です。気持ちいい風が吹いていて、歩いても汗をあまりかきません。
祖母の案内のもと、山を歩いて見て回ります。植えてから50~60年の杉山が多くありました。日当たりや、手入れの仕方、地力の違いで、木の大きさにかなりの違いが有りました。
山には道が付けられていて、道なき道を進むということはありませんでしたが、最近はあまり山に入っていないため、道が荒れているところも数箇所ありました。
ただ、全体としては道も付けられており、間伐もされているところが多く、優秀な山だと思います。亡くなったじい様に感謝、感謝です。この山を見て回ると、すごい人であった祖父の一端が見られて、誇らしくなります。
今後、私が管理をしていかなければなりません。大変のようで楽しみのようでもあります。まずは、しっかり計画を立てる為の勉強をしていかないといけませんね。お師匠さんを探したいものです。
この季節の山の中は、鳥の鳴き声がうるさいくらいで、とてもにぎやかです。面白いのは、うちのばあさんが山の説明を始めると一旦、急に静かになります。しゃべり終わるとまた、ウグイスやらメジロやら、姿は見えないけれどいろいろな鳥が一斉に鳴き始めます。
↑ここは、間伐が弱かったようで、密集気味ですね。枝打ちもやりたいですね。
杉の他にもシイタケ栽培の原木となるクヌギの山もありました。シイタケを作るときには、ここから切り出せということです。あんまり大きくなると使いづらいので、20年スパン位で切り出すといいとも言っていました。
カブトムシやクワガタも捕りに来なければなりません。
↓木漏れ日でスポットライトになったようなところに何かメタリックに輝くものが目に入りました。「カンタロウ」大先生でした。青紫のメタリックに光ってかっこいいんですよね。うそ、気持ち悪いです。これ、ウナギの餌には最高です。探してるときには見つからないんですよね。
ちょうど、尿意があったんですが、やめときました。
今回、山を見て回る中で、よく目にしたのが、幹の皮が剥げている木(黒く丸で囲った部分)です。鹿が木の皮を食べた跡です。檜なんか全滅に近かったです。杉までもかじられていました。それほど食べるものが無かったんでしょうか。これでほぼ、商品価値はなくなりました。
ちきしょう!鉄砲の免許でも・・・、と考えてしまいました。
↓こちらは、前年に皆伐して杉を植林した山です。この植えられた杉が私のものになりますので、私が生きているうちにお金に換えることが出来るでしょうか。
もう、収穫はあきらめて、手入れをすることを楽しみにすることにします。
山の花のピークは過ぎていましたが、ぼちぼち咲いていました。↓
↓ここに写っている木は、何か分かりますか?
これは「タラの木」です。この木の幼芽が、山菜の王様か女王様と呼ばれて、てんぷらにして食べるとうまいヤツです。これはもう大きくなりすぎてますね。採る時期を逃しました。このあたりでは「ダランメ」が正式な発音となります。
祖母の案内で山の中を歩き回りました。祖母、元気です。腰も曲がっておらず、山道を歩いてもたいして息を切らしません。
いい運動でした。徐々に所有している山が分かってきました。時々は足を運んで見て回ろうと思います。
いつものごとく万歩計をもっていきました。およそ3時間半、8500歩ほどでした。アップダウンのある山道がほとんどだったので、数字以上に疲れました。
そして今回、一番驚いたのは、一緒に山をいいペースで歩きながら祖母といろいろな話をしたんですが、
歳を聞いたら「89、次90ね。」
! ・・・山姥は実在した!
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