米を本格的に作りだして6年目を迎えます。これまで苗は自分で作ってましたが、田植えは頼んでやってもらっていました。
頼んでやってもらうと、田植えの日を相手の都合に合わせなければならなくなりますし、違う品種の苗だと、田植えの時期をずらしたい時があるのですが、思うようにできませんでした。今後のことも考えると、田植え機は必要だなと思いました。
ハイ!買ってきました。もちろん中古です。3万5千円。外装に錆はありますが、可動部分の程度は上々でした。もちろん整備に手をかけなければなりませんが、そこはまぁ、趣味の機械いじりがてらにやっていきます。私にとっては一石二鳥ですね。
うん。外装に錆がありますね。後々、これは塗装していきましょう。まあ、3万5千円ですからね。
この田植機が安かったのは、スターターのひもが切れていてエンジンの始動が出来なかったというのがあります。私、これを理由に値切りました。昨シーズンまで現役で動いていたもののようなので、まあエンジン大丈夫でしょう。元は5万円だったものを、「壊れていても文句は言いません」ってことで3万5千円にしてもらいました。売主も早く売りたかったんでしょうね。
スターター部分をばらして紐の交換です。そう難しいことはありません。切れている紐を長さの参考にして少し長めにしてスターターコイルに巻き直します。少し長めに巻く方が吉ですね。これでスターター修理完了。
消耗品のプラグも替えておきます。前のプラグは外側の部分が少し錆びてますが、ガイシの部分の焼けは綺麗です。多分まだまだこのプラグは使えますね。ですが、こういうのは新品にしておいた方がよろし。
Vベルトも、だいぶくたびれているようなので新品に替えておきます。ここも大事な部分ですからね。
さて、外装の錆の部分の処置を始めます。錆をワイヤーブラシで落としたら、錆止め兼下地の塗料を塗っておきます。これで錆はだいぶ抑えることが出来るでしょう。
下地が乾いたら、白の塗料を塗ります。画像で見ると新品同様になりました。実際見るとそれなりです。笑
でも、これで外装は少しは長持ちするでしょう。
エンジンオイルも交換です。抜いたエンジンオイルは粘度が落ちてサラサラでした。だいぶ変えてなかったようですね。新しいオイルをお腹いっぱい入れてあげます。エンジンが気持ちスムーズに動くように感じます。まあ、個人的な見解です。
画像がありませんが、キャブをばらして清掃しておきました。一昔前のの機械は、キャブとオイルと燃料をこまめに点検整備しておけば、だいたいOKですね。それ以外の時は、修理にかなりのお金がかかることを覚悟しておいた方がいいですね。
それから、苗を植える間隔を決めるギヤも買いました。これはクボタに行って新品を購入してきました。こんなギヤでも12,287円しました。このギヤで坪当たり45本植になります。株と株の間が24cmです。もっと広い幅のギヤが欲しかったのですが、ありませんでした。まあ、よしとしましょう。
ギヤの交換です。これまでの60本/坪のギヤセット(左)を45本/坪(右)のギヤへ入れ替えます。
グリスをたっぷり塗って所定の場所へ組み込みます。難しくはありませんが、狭いところでなので少し交換し難いですね。これで準備完了。
それでは田植行ってきます。デビューです。
苗の植え付けのコース取りも勉強して準備は万端でした。
田植は順調に進みました。そう、3分の1ほど植え付けが終わるこの時までは何事もなく動いていたのです。植え付けもバッチリで不穏な挙動は何もありませんでした。
上手に植えられています。狙い通りの植え方です。このままいくと思ってました。
ん! あれ?もう一台、田植え機があるぞ。はて?
ハイ!壊れました。苗を横に動かす機能が動かなくなってしまいました。苗が動かないので植え付けの爪が苗の無い同じところを永遠に掻く状態です。こりゃ駄目だ。
そんな時、救世主が現れました。いつも私のことを気にかけてくれてる近くのおじさんが、ちょうど見に来てくれて、「俺の田植え機で植えてやるわ」ということになりまして、田植えは無事?に終わらせることが出来ました。
ん、はて?急に苗の横動きをしなくなった原因を探します。駆動部の観察をして何とか見つけました。苗送りのギヤが変形して空回りするようになってました。 何か強い圧が掛かりましたかね?今後、変形した原因を探って直さないといけませんね。
令和6年度の田んぼの苗植えが終わりました。
初めての田植えと意気込んでいたのですが、機械の不調によりまさかの代行田植となりました。
思うようにはいきませんね。
そんな中、頭の中にある言葉が響きます。
「安物買いの銭失い」
ああ、本当だなとしみじみ思う今日この頃です。
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