煙草入れ作り 2 再設計してみる

 試しに作ってみたのですが、サイズ、機能的にはほぼ良しですが、アウトラインに反りが入っているのが今一つです。

 そこで、どれくらいの反りなのかを測ってみます。長い辺の方が約5mm、短い辺の方が約3mmでした。ということは、新しい設計図は、反りと反対側に反った分出してやれば、だいたい真っ直ぐなラインが出るかなと。

 新しい設計の元、型を作っていきます。反りのラインは定規をまげて出します。この時、定規を支えているのは、写っている手と、写っていない私のお腹。お腹のところ、定規の角でちょっと痛い。片手をフリーにしないと線が書けませんからね。

 設計通りの型が書けました。

切り出して元の型と比べてみます。丸みを帯びていくぶんか大きくなったように感じます。

 余り革から型どおりに切り出しました。今度の型はほぼ曲線で構成されているので、フリーハンドで切り出していかなければなりません。細い線を追いながら切っていきます。こんな時に、最近ひどくなっていく老眼を実感します。

↓チャチャッと縫い合わせました。

型をつけるために、お湯に浸して革を柔らかくします。ここは前回と同じ工程ですね。

 柔らかくなった革にタバコケースとライターのセットを入れて乾かします。
うん、狙い通りにアウトラインはまっすぐになりましたね。いい感じですね。

 試作2で狙い通りのものが出来る様になりました。
さてさて、それでは注文の品に取り掛かりましょうかね。革は深い赤色の指定を受けているので注文します。ちょっと厚めの1.8mm厚にします。試作は1.2mm厚の革だったので、試作よりも気持ち大きめにつくりましょうか。

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