少し前に友人の結婚式に出席したのですが、そのときに、スーツを着る時にちょうど良い財布の話になりまして、私が作って使っている財布を見せたところ、同じものを作ってくれということになりまして、2件の商談成立となりました。
タイトルに「改」とあるように、この財布のモデルにはオリジナルがありまして、その事については後述します。
サイズですが、折りたたんで横95mm×縦100mm、開いて180mm、厚みはおよそ13mmです。
切り出した一個分の全パーツです。今回もサドルレザーを使っています。
革についているシミのように見える部分は、もとから革についているシボです。
出来るだけ厚みを抑えています。ただ、あまりに薄さだけを考えるとペラペラになって使い込んでいくうちに形も崩れてきますので、長く使えるいい厚さをチョイスしたつもりです。
カードが1~2枚入って、小銭も入るようにしています。ただ、入れすぎには注意です。
下の画像がこのスマートモデルの原型です。私の弟子からもらいました。
弟子といっても、レザークラフトだけのことで、そのほかのことは私の大先輩にあたります。
私にレザークラフトを教えて欲しいと頼まれた時には、私のことを「師匠」、もしくは「大先生」と呼ぶことを条件に教えているのです。
これまで数人の弟子がいますが、どうも出来が悪いようで、何かを作って私にくれたのはこの方だけでした。人間が出来ています。
初めて他の人が作った財布をもらったのですが、やはり、自分には無いセンスで作られたものですから、新鮮で刺激を受けました。
この財布使ってみると、非常に使い勝手がいいのです。主に、飲みに行ったりする時に使っているのですが、ポケットに入れていてもかさばる事もないし、落としたりすることもありません。一度、長財布をポケットに入れていて、どこかで落としてひどい目にあった事がありまして・・・。
「学ぶ」ということは「真似る」ということから始まるということを聞いたことがあります。早速、少し変えて真似ました。ですので、財布の名前に「改」が付いています。
実は、もうすでに10個近く作っています。
耳を澄ますと都城の方からなにやら聞こえてきます・・・
「弟子のをパクる師匠って~www。」
合掌。
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